久しぶりに
岡田芽武の代表作
影技 SHADOW SKILL(シャドウスキル)を読みました。
1巻はたしか1992年の発売だったと思います。僕がこの作品を知ったのは4巻が出てた頃ですから1998年辺りです。もう10年以上前になりますね。
初期は割とリアル指向の絵柄で、初期の
るろうに剣心とスクリーントーンなど背景の細かい感じが
封神演義で足して2で割った格闘ファンタジというのが僕の印象でした。
劇的な演出を支える
武技言語や、裂破(レイピア)、刃拳(ハーケン)、爪刀(ソード)など武器の名前を技の名前にする洒落など、
厨二病丸出しながら独特の世界観(設定)がツボに嵌りマイナな作品ながら好きでした。
3,4巻あたりから世界観が明かされて行く中、ディアス・ラグの戦い辺りの絵柄はリアルからデフォルメ指向になり、省略と詳細が両立された全盛だと思います。
僕は当時、ガウとダークネス、ディアスとダークネスの戦う理由がイミフでした。今ちゃんと読むときちんと説明されているのですが、フルカラのアメコミ並に絵の情報量が多く当時の僕には読むだけで手一杯、かなり疲れた気がしますw
既刊の新装版から新章の新刊が発売された時には喜んだと言うより、すっかり忘れてて驚いた憶えがあります。
個人的にこの新章(5巻)から、僕にとってはやってはいけない、つまり主人公の
選ばれた者展開で残念ながら萎えてしまいました。
クルダという傭兵王国はそれぞれ異なる
修練闘士(セヴァール)個人の集合したせめぎ合いによる強さ、という感じだったら良かったのですが、結局強い人間は強いだけの血筋やら何やら少年漫画展開、しかもスカーフェイスとガウの関係が…。
これはやっちゃいけないだろうと。
それにしても、このマイナ作品がアニメ化した時には驚きました。誰得と言うか、需要あるのかとw
エレ役が
林原めぐみだと知った時はもう笑いましたね。
しかも新章(陰流)も含めて展開したのは見事。と言ってもアニメはそんな熱心に観てなかったので朧ですけどw
日本より海外で人気あるようで
YouTube - Shadow skillは50,000とパネェ再生数を誇ってます。
YouTube - Shadow skill
今は
聖闘士星矢EPISODE・Gなんてメジャな仕事をしていますが、もうシャドウスキルは再開しないんですかね。ラスボスは明らかになってるんですし、中期の繊細さは崩れたとは言え、是非完結させて欲しいです。
関連リンク
◆
岡田芽武 - Wikipedia◆
SHADOW SKILL -シャドウスキル-◆
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Tags : 影技 シャドウスキル 岡田芽武