メタルギアソリッドで知られる小島秀夫が映画を語った
僕の体の70%は映画でできている 小島秀夫を創った映画群を読んだ。
もともと雑誌に連載されていたエッセイであり語られてる作品はどれも有名なものばかりで目新しさは無かったけど、やはり消費者じゃなく提供者らしい着眼も見受けられ面白かった。
時代によってTVやDVDなどの吹き替えが変わっているのを嘆いてた。
たとえばジャッキー・チェンは石丸博也であるようにと書いてあったのにはニヤリとしてしまった。
小島作品の声優はシリーズであろうとなかろうと一部の主演を除いたほとんど共通した起用で、声優へのこだわりがわかりやすいが、どうもこの仕事の前にこれまで観てきた映画吹き替えの良さや違和感、それらを強く持っているからみたいだ。
映画
ピンクパンサーの項目では、ゲームは喜怒哀楽には至っても映画や他の娯楽に比べて
笑いが少ない、それ自体がメインでなりたってる作品が皆無であり、そこがまだゲームのメディアとしての弱さと認識してるみたいだ。
そして、メタルギアで遊び心満点の無線の魅力に通じる話をしていた。
つまり、メタルギアの笑いは真面目な馬鹿なのだ。笑わせようとボケるのではなく、本人は至って真面目に語ってるのだが、そもそもそれが的外れである、
ピンクパンサー同様にキャラクタは大真面目で観客だけが間違いに気づく、イギリス流の笑いがメタルギアスタイルなのだそうだ。
参考に【ニコニコ動画】MGS3 ネタ無線集(完全版) その1
MGS4では映画的でありすぎたためにムービーゲーと揶揄され叩かれた失敗がある。
近々発売される
メタルギア ソリッド ピースウォーカーの
公式プレイ動画を観るとこれまでを踏襲しつつ正統進化したゲームらしさがうかがえて面白そう。
これからも映画的海外シェアを見つつそれでいて日本らしい洒落て落ち着いた面白いゲームを作り続けてほしい。
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