14年ぶりの連載再開
修羅の門 第弐門(
月刊 少年マガジン 2010年 11月号)を読んだ。
まだ1話だし優劣なんざ当然語れないんだけど微妙だったw
と言うより、これ一往は少年誌なのに食いつかせるコマが全然ない、あくまで川原正敏らしい続編であり長編の構成と演出だった。
これができる川原正敏とこれを許してる編集部が凄い。もう20年以上の付き合いだからできることなのかもしれないが。
壱門で語らずに終わった事を既に終えた事として描いてるのは、後で保管するのか、それとも放置なのか気になる。
朱に染めて云々はあるいは朱雀を予感させると思ったのは俺だけだろうか。
個人的には九十九の格好よさは語らずに見せる点にあったから、今回個人的な要素がどのように描かれるか不安もあり期待でもある。
ベタベタ少年誌から部を重ねるごとにちゃんと背負うものが増え歩みを進める陸奥という思想、人生が描かれ加速していった作品の続編なので、海皇紀で失敗した変な事を語り過ぎるのはやめてほしい。
少年誌でしか描けない、だけど少年誌っぽくない、そういう天の邪鬼の直球こそが本作の、川原正敏の魅力だから。