TOP Page > スポンサー広告 > スポンサーサイト感想(考察) > 豊かな胸より腹の肉な恋愛、シギサワカヤ『溺れるようにできている』
TOP Page > スポンサー広告 > 豊かな胸より腹の肉な恋愛、シギサワカヤ『溺れるようにできている』TOP Page > 感想(考察) > 豊かな胸より腹の肉な恋愛、シギサワカヤ『溺れるようにできている』

スポンサーサイト このエントリーをはてなブックマークに追加

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 [ --/--/-- --:-- ]

豊かな胸より腹の肉な恋愛、シギサワカヤ『溺れるようにできている』 このエントリーをはてなブックマークに追加

溺れるようにできている。 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (コミック) シギサワカヤ九月病で知られるシギサワカヤの新刊、溺れるようにできているを購入しました。
主人公の奥手な女性海老沢佳織が以前より好きだった幼馴染に告白し晴れて彼女の身に。しかし、憧れているだけだった相手に対して、笑うだけでなく、怒ったり悲しんだり、そんな当たり前なことがあるのを思い知らされ、恋愛自体に疑問を持ちつつ、彼を求めてしまう葛藤やらドタバタが描かれています。
僕は九月病の印象が強かったので、今回も表紙を見る限り暗めかな、と思っていましたが核心をおどけて見せたり、あるいは恋しいという当たり前の感情に疑問を持ったり、絶妙なバランスでなりたっていて、とても楽しめた。
彼のスーツ姿を見て、初めて彼を好きなんだな、と自覚した。とか馬鹿にしているとしか思えないw
そして、彼は彼で、佳織との逢瀬、手を伸ばし触り揉むのは愛らしい胸ではなくて腹の肉w
フェチがテーマでもないんですけど、この前提となっている恋愛感情を問い、疎遠されるはずのフェチ(執着)をあっさりと、苦しそうに、楽しそうに描かれているのが凄い。
ギャグパートに核心と毒があったり、シリアスパートは流して大丈夫だったり、とても不思議な進行、描写、展開。
ヒロインの佳織が眼鏡っ娘というのも素晴らしいw
ちなみに、別著の九月病にも金が大好きと言い切る凸ツンデレ世話女房海老沢碧というキャラクタがいます。

溺れるようにできている。 / シギサワカヤ - Dis Communication - 符号無し

↑曰く、他作品にも出演している海老沢姓は姉妹で、本筋は無関係ながら世界観を共有しているみたいです。
ってか海老沢姉妹はみんな癖が強くて扱い難い愛らしい女性ばかりだなw
病んでいるわけでもなく、酔っているわけでもなく、不思議な感情恋愛
疑問を持っても、覚悟を決めても、溺れるようにできている。

男女不問、是非1読を。

関連記事
身体で繋がる鈍感で未熟な二人、二宮ひかる『ナイーヴ』完全版がついに発売

関連リンク
地底温泉 - シギサワカヤBlog
溺れるようにできている。 / シギサワカヤ - Dis Communication - 符号無し

 九月病 上 (1) (ジェッツコミックス) (コミック) シギサワカヤ 九月病 下 (2) (ジェッツコミックス) (コミック) シギサワカヤ
感想(考察) [ 2008/08/28 19:32 ]