以前に
絡新婦の理を読んだ時に僕は聞いた
「夜蜘蛛は親でも殺せ」のマイナチェンジ版
「夜蜘蛛は親に似てても殺せ」って記述があって、蜘蛛=女性についてわかりやすく説明,娯楽に発展させてたのでちょくちょく考えてた
夜蜘蛛を殺す理由をここに記す。
俺は民俗学者でもなく定説とか知らないし、だからこそこうやって晒して参考文献を拡げていけたら面白いかなあ、と。
蜘蛛は子沢山、巣を張って、巣は糸で出来ているから出産,自宅待機,織物と女性の暗喩になるのはそのまんまでわかる。
アラクネという日本国外でも同様の暗喩があるし。
だもんで以下のように考えた。
夜蜘蛛を殺す理由
朝は堂堂としていられる身分や容姿の女、夜はそのまま夜の女である娼婦、つまり男の性欲を利用した女による家の乗っ取り財産の獲得、あるいは男性の女性に対する浅薄な行動、その警告が朝蜘蛛,夜蜘蛛の骨子だと考えている。
つまり親でも似ててもってのは家の実権を握ってる男の籠絡を狙う女は全員敵だ、ってこと。情を交えるなと。
これらへの反論
ただ夜蜘蛛を殺す理由は
日本書紀からあるらしく、本妻以外の女性警戒はそういう意味で言う場合もあったかもしれない、くらいかも。人口に膾炙すれば話は広がり歪み変わる。それに具体が同じでも場所によって性質が違うのは当然で、
夜蜘蛛は生かせってのもある。
そもそも蜘蛛は益虫だから殺すな、ってなら朝も夜も関係ない。
夜に殺す、ってのは地球上における生物活動を考えると、もう根源的な前提で疑問の余地はない。夜の警戒は。
ではなぜ夜の蜘蛛を生かすのか、は蜘蛛自体の挙動より暗喩が強いのではないかな?とぐちぐち言ってたら意見を頂いた。
その内容は「子沢山の蜘蛛=女性、子づくりと出産は夜に行われる」からじゃね?と。
これは目から鱗で蜘蛛=女性暗喩を優先して考えてたのに思い至らなかったw
朝蜘蛛は生かされる
ところで、夜蜘蛛を生かすも殺すも理由自体は挙げられた、が朝蜘蛛のほうはどうだろう。
朝蜘蛛を殺す理由が今のところ思いつかないし、朝に限れば「殺せ」と言う話を聞かない。
どこかに朝に限って殺せと言う伝承があるのだろうか?
ただ蜘蛛を殺せってんでなく、あくまで時間限定。そしてあるなばらそれは何故なのか。
そんなわけでプロアマ問わず誰か何か知ってたらおせーて!
自分とこではあったよ!とかこれで読んだよ!書籍類とか。