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アメリカのドラマでありながら日本人が他人事とは思えない政府と原子力発電メルトダウン【The West Wing 7th - Final】 このエントリーをはてなブックマークに追加

4話くらいまではつまらなかった。
Aaron Sorkin信者ってのもあって蘊蓄もなく長台詞もなく展開そのものが地味。
Marlee Matlinがゲスト出演して「優しく頭をなでてほしい感じ」という手話を通訳してる男性通訳者が声にだし「それはケニーの口からは聞きたくない」と茶化す場面とかニヤっとしたけど。
しかし5話以降からちゃんと面白かった。
Tobyの国家機密問題から。
にしても全体的にTobyとCharlieの出番が少なかったな。

シリーズ完結に向けてRob Loweがゲスト出演したのはいいけど、7th 第1話の段階で最終回から3年後をアバンで見せてどうなるのか煽って見せてるのに、それぞれがBartletから離れてたのにいい機会だっつんで再会してるのにSam Seabornがいないのはやっぱりおかしいだろうと。大人の事情だから仕方ないのだけど。
にしてもいきなりゲスト出演した回は驚いたけど。
Leo McGarryの葬儀回が最終回よりもゲスト多くて総出演だったのには笑った。
CSIのレギュラってのもあってまさか出演するとは思わなかったEmily Procterまでちょろっとだけど出番があったのは嬉しかった。
ただし声優が違って雰囲気がそうとう違ったけど。

Janel Moloneyは最初出番が少なかったけど中盤からおいしかった。
Aaron Sorkinが指揮ってた時代はホワイトハウス内にいる場面が多くスーツ姿ばかりだったがホワイトハウスの職員をやめてからラフな格好が増えて歩く走るたびにおっぱい揺れて大変だった。
実際セックスアピールが強い場面も多かったし。
事後Joshの服をベッドからおりず足の指ではさんで渡すとこには笑った。

Leo McGarry 副大統領候補の議論リハ回が1番印象強いかも。
情報がもれて主要スタッフである女性3人を呼びつけてJoshが友達とかに話さなかったか問いつめそれぞれの答えが友達とは連絡とってない,仕事柄もういないかも,友達はこの3人だけこういう連続した軽妙なセリフはいいね。
話そのものもおいしかったし。
Bartlet再選時に対抗馬へ失言した…と思われた話みたいな、ああいうすすっと逆転する話はやはり気持ちがいい。
John Spencer逝去は恐らくこの番組最大の損失じゃなかろうか。
仮にAaron Sorkinが脚本と指揮を続けていてもJohn Spencerが亡くなってしまったらいずれドラマの人気は減衰し打ち切られただろうと思う。
First LadyがLeoを呼ぶのに吹き替えは「レオ」だったけど英語だと「hey stranger」って軽口だったのがおかしかった。

原子力発電のメルトダウン

シリ-ズ最大の焦点であった選挙結果に影響した問題がアメリカ国内カリフォルニア原発のメルトダウンとは…。
日本がアメリカに問い合わせ場合によっては援助みたいなセリフがあったけど実に皮肉だ。
原子力発電は安全である、危険度12段階中の7段階である、政府に専門組織はなく民営こそが専門家、大統領命令で長時間現場で作業した職員が放射能汚染により死亡とか、まさかこういった細かさや問題を日本人がアメリカのドラマを見て色色と思い知る日がこようとは思わなかった。
しかもハリウッド映画みたいな軽さではなく国内の問題としてちゃんと描かれてるだけに。

大人の事情でスタッフやキャストにも変化があって日本でも声優が変更と色色とあれな点もあるけど、理想と現実,蘊蓄と情緒,思想と娯楽をうまくまとめた素晴らしいドラマだった。
Script(脚本)が発売されてるけど全話じゃないので全話をまとめた脚本集を発売してくれないかなあ。
英語の勉強にもなるし。
映画ソーシャル・ネットワークの次はまたドラマに戻ってくるらしいのでまたAaron Sorkinの新作が楽しみ。

未分類 [ 2011/05/21 20:12 ]