3月のライオン(6)もちょい早く発売された短編集。
思ったよりも古くなく結構楽しめた。
表題作であるスピカのヒロインが可愛かった。
日本は夢とか教育って認識の幅が狭いと思う。
学校に限らず、子供に可能性を見出しながら「1つのことだけをやらなければならない」という強迫観念がぱない。
仮にやりたいことが仕事でなくともやればいい。
子供の習い事に金を出すのは親だから、ある程度の見通しはたしかに必要かもしれないが、子を株と勘違いしてないか?
そんなことをスピカで思った。
ハチミツとクローバーで既に思い知ったけど、羽海野チカは
恋愛なんてどうでもいいと思ってる。
あの作品は片思いをうたい文句にしながら実態は異なった、ある意味では酷い作品だが、異なる5話が収録されてる短編スピカではより顕著で、
何かに没頭してる姿をこそ描きたいのであって、恋愛はその側面に過ぎない、というか余り恋愛を描きたがらない印象がより強くなった。
あと
獲得よりも喪失を大事にしてる。
それにしても1番驚いたのは
夕陽キャンディーという話。
まさか羽海野チカがBLを描くとは…w