尚美ウインドオーケストラと
オリタ・ノボッタが入場し白いジャケットを着た
田中公平が舞台前面にきて歌った。
客の入場時間ずっと
田中公平コミケCDがBGMに流れていたけどいきなり
田中公平が歌ってくるとは。
曲が終わって司会進行
日高のり子登場。
MC
- 今回真の?30周年とはアニメ仕事を始めて30周年だと説明。ただし後付けだと認めるw
- 田中公平が大阪ラジオ「つるこう」のちょいとい絡んでたが、実は日高のり子も当時アシスタントをやってた偶然が発覚
- お互い色色やってついに安住の地を見つけたと笑い話
組曲ワンピース
海賊王になるんだ!
花、帝都に舞う
指揮
オリタ・ノボッタ,演奏
尚美ウインドオーケストラ。
服装がTシャツにジーンズといかにも吹奏楽部だったw
知らない曲なので純粋に聞いてたけど、故にプロじゃない演奏っぷりが頭から気になった。
ティパニがユニゾンのリズム外してたりトロンボーンのピッチがよれてたり…最初から3000円くらいの若者ノリを楽しむ内容だとわかってたらこれでもよかったかも知れないが8500円でこれはどうなんだろうか…と言っても頭数はあったしPAも整ってて今回の3グループの演奏で1番聞きやすかったのも事実。
それにしても…と思うが音量はちゃんと出てたw
MC
- オリタ・ノボッタの由来は米米クラブの石井。織田(おりた)ならのぼるよな、という軽口から。
- 尚美ウインドオーケストラはリハで作品など思い入れから感極まって泣いた人がいた。眼鏡かけたフルート女の子がしきりにうなずいてた。
- 日高のり子の子供はホルンをやってる。今回客として見に来たのにホルンを持ってきたらしい。
- なぜ今回吹奏楽団なのかと言うと田中公平の曲を公式の編曲スコアで全国どこでも演奏できるようにしたいから。その足がかりとして。甲子園でGガンダムが流れるのが野望。
- 日高のり子がワンピース出演時の最後のセリフ「大好き」一連を説明かつ再現。セリフ後のSE「ブワーン(銃声?)」まで発声して「今のはSEですからセリフじゃありませんから」と客席をわかす
オリタ・ノボッタと
尚美ウインドオーケストラは1度退場。
摩訶不思議アドベンチャー
ルパン三世のテーマ'78
となりのトトロ
地上の戦士
演奏は
東京ブラススタイル。
若い女11人のブラスバンド。
ここから田中公平とは無関係な演奏が始まる。
編成はa.sax,t.sax,b.sax,trp2,trb2,b trb1,bass,drums,keybords。
曲の紹介がなく東京ブラススタイルの紹介から演奏が始まり、ブルノートおさえた教科書とおりの
TANK!ベースラインから始まったので「TANKやるのかよ!」と思ったらメロは摩訶不思議アドベンチャーだったw
尚美ウインドオーケストラとの音量差で耳が馬鹿になった。
尚美ウインドオーケストラは箇所箇所盛り上がりでトランペットがたまに痛くなる程度でティンパニやホルンやチューバなど低音もいかすそれなりに幅のある編曲と音響だったけど東京ブラススタイルは編曲と演奏がバリバリなりっぱなし常にピークなのに全体の音量をさげられず高音きんきんでもう何をやってるのかわからんくらいだった。
全員がパステルカラーのストッキングにしきりに体を動かした舞台特有の視覚的盛り上げは良かった。
編曲は田中公平ではなく自身でやるらしく編成にあわせたノリをうまいことやってたと思う。
ただとなりのトトロのスカは好かん。
俺はスカが嫌いだ。
3曲演奏し終わってから司会の2人が登場。
MC
- 今回田中公平が何回か演奏を見て直接出演交渉をした
- 日高のり子の質問「東京ブラススタイルにとって田中公平の第1印象は?」「最初は怖かったけど何回か会うにつれ可愛いというのが最終結論」
- 「となりのトトロ」スカアレンジに大して日高のり子「(自分の役)サツキもびっくり!」で客をわかす
話としては面白かったけどそれは舞台の雰囲気が良かったからで何につけ「可愛い」とかいかにも若い女の中身が無い感じが実に残念だった。
気をつかったのもあるだろうが…。
バリトンサックス吹いてた娘が可愛かった。
吹いてないときも左右に首をふったり、メンバの中で細身で長身ってものあり髪はボブくらい。
MC後にやっとこ演奏された田中公平の曲も格好いい編曲だった。
相変わらずキンキンの勢い一発で耳は痛かったが。
んで今回の収穫かも…と思ってそれこそTANKとかやってないのかと調べたらジブリと懐かし、今回やった路線しかそもそもやってないと知ってがっかり。
Biggest Will
夜に…(Youu'll Need)
Kind Of The Woman
ゲキテイ
田中公平と同じ事務所に所属してる吉田俊之がメンバのBLUFF。
個人的にはこれに吉田俊之が参加するってのもあって今回行った。
ミキサエンジニアとしてはよく知ってるんだけどトロンボーン奏者としては昔の映像だけで実際に吹いてるの見たことなかったんで面白かった。
しかし田中公平信者はどうだったのだろう…と言うのも東京ブラススタイルと同様に田中公平とは無関係のBLUFFオリジナル曲が3曲連続。
演奏前のMCで「爆音が売りなのできつかったら自分の手で調整してください」と日高のり子が冗談まじりに話して笑いを誘ってたけど、実際には東京ブラススタイルのほうが人数多いぶんキンキンカンカンきつかったしその流れもあってBLUFFはそんなに痛くなかった。
歌はブラスのついで、と紹介されてたけど実際にVoのバランスは他楽器と等しく、声よりも管楽器のほうが耳につく音色なのでデシベルではそうでもないんだろうけど体感的にはそうとう小さかった。
総評で書くけど今回田中公平以外の要素が強く、それが2chでは結構叩かれてたけど、基本的には好評だったのかBLUFFの物販は売り切れたそうだ。
4曲目、1部最後の曲で田中公平の曲
ゲキテイだったけどイントロの4小節以外は完全に別モノアレンジだったけど、田中公平以外がやるんだしこれで良かったんじゃね?と思う。
おっさんが歌うゲキテイ
ただ個人的に許せないのは1部最後の曲ってのもあって1階席は立つようにうながされた。
座って静かに聞きたい派の俺としては
先日行った梶浦由記のライブも主催者側の起立要求でうっとうしくて途中で帰ったし。
ここで15分の休憩。
2部
ささきいさおのターン。伴奏は尚美ウインドオーケストラ。
宇宙戦艦ヤマト
銀河鉄道は遙かなり
君の青春は輝いているか
日高のり子が衣装チェンジして田中公平と再登場。
MC
- 田中公平「アニソンはこれから始まった。これを超えたいがために頑張ってる」と宇宙戦艦ヤマトを紹介。「これはもう国歌。みなさん鳥の詞じゃありませんよ、これこそ国歌です」
- 全身白いスーツでささきいさお登場。「宇宙戦艦ヤマトは最初子門真人が歌う予定だった(録音ずみ)」とささきいさおがモノマネで1フレーズ歌ってみせる
- メタルダーの歌詞は作詞家の主入れが強すぎてとても説教臭い「ド説教」とささきいさおと田中公平
だから行け!走れ!
ボク達の闘志
勇気ある闘い
ファイナルフュージョン
我が心明鏡止水~されどこの掌は烈火のごとく
燃え上がれ闘志 忌まわしき宿命を越えて
田中公平いわく「ある意味本日のメインイベント」ロボット変身劇伴オンパレードと題した尚美ウインドオーケストラによるメドレー。
メドレーと言っても曲ごとにちゃんと完結されあくまで数曲を連続しただけ。
数10人による演奏ってのはそもそも生で聞く機会って限られてるからそれなりに良かった、というか編曲は弦が無いなりにしっかりしたもので流石だった…が個人的に目当てだった曲
我が心明鏡止水でがっかり。
あのイントロが流れたときはニヤリとした。単純なユニゾンなのに「キター!」って盛り上がるのは流石田中公平なんだけど、途中で2拍3連っぽい付点8分フレーズをトロンボーンとホルンが引き継ぐとこらがよれよれ。ピッチもリズム崩れて酷かった。
トランペットソロも立ち上がって視覚的にわかりやすあかったのに音が聞き取れないくらい小さかった。
続く
燃え上がれ闘志 忌まわしき宿命を越えてはもともと弦=ストリングスがメインの曲なので吹奏楽部ではそもそも苦しい曲をどうするか…と思ったがテーマんとこは良かったけどサックスソロがこれまたよれてる上に聞き取りにくい音量でがっくし。
御旗のもとに
音楽的には今回文句無くナンバーワンだった。
歌は日高のり子で伴奏はヘタレ尚美ウインドオーケストラ。
MC
- 今回「御旗」を1人で歌うのは初めて
- 田中公平に「他のキャラパートはモノマネでよろしく」とふられる
- 無茶ぶりされて「みなさんは面白いほうと格好いいほうどっちがいいですか?」と客席に聞く日高のり子。「両方」という声に「!?両方かあ~」と悶えるリアクション
んで実際に演奏はじまって驚いた。
日高のり子って声質が売りなタイプだと思ってたんだけどすげえ声量だった。
あの歳でよくもまあ…平田広明に見習わせたいわw
サクラ大戦はやったことないけど知らずともわかる声の変化でモノマネパートもやりつつ、しかしだんだんとガチ歌いになって途中からモノマネ薄まって熱唱してたけど素晴らしかった。
ちなみにモノマネの無茶ぶりに関しては
自身のブログでも言及してる。
歌い終わってから
日高のり子「ばっちり歌えてたと思うんですけど…モノマネに関しては悔いが残りましたので…今度改めて完成形をみなさんに披露したいと思います」と冗談ともフラグともとれぬMCで客席が大いにわく。
Jungle fever ~海賊の海賊による海賊のための感謝祭
Family
ウィーアー
田中真弓,山口勝平,岡村明美,平田広明が登場。
4人おそろいの黒地にワンピ骸骨のTシャツ。
個人的にここはすごく恥ずかしかった。
曲を知らない上に曲の乗りがチビっ子イベントっぽい感じで俺は駄目だったw
平田広明が歌を間違えてた箇所あったけど、あれはゾロの穴埋めパートを歌うかわりに自分が歌う箇所がどこかド忘れした結果らしい。
舌をちょろっと出して肩をすくめてマイクにあてず小声で「間違えちゃった」と言ってるの萌えたw
田中公平のブログで終わり時間に言及してたが「ワンピ組のトーク次第」と書いてたのをワンピ組に「ブログに書いてたけど我々が登場するまでにもう20分おしてるじゃないですか!」と叩かれてたw
最後のウィーアーは出演者全員で演奏,歌。
田中公平は指揮。
総評
面白かった。
田中公平以外の出演者や田中公平の編曲がちゃんと構成や編成を考えたものでしっかりと幅がありつつ統一感もあるイベントとしては面白いものだった。
しかし、田中公平の名前で行われたイベントとしては田中公平の要素は薄く「何となく勢いのあるイベント」乗りを楽しめる人には良かったが「田中公平の曲をがっつり」って人には実に物足りなかったんじゃなかろうか。
しかも肝心の田中公平の曲を演奏する尚美ウインドオーケストラが実にあれだったもので…サントラ,インスト好きとしては噴飯ものだった。
これでワルシャワフィルが出演した菅野よう子の超時空七夕ソニック=タナソニよりもチケット代が高いとか酷いと思う。
東京ブラススタイルの存在を知ったのは収穫だったけどキンキンカンカンの音響と演奏で、今回客には40,50代の女性とかも多く音響(音量)の点で統制,配慮がとれてなかったように思う。
にしても日高のり子すげえ。
声ヲタとしてもちろん知ってる声優だけどもフリートーク(MC)や歌をガチで聞くのはこれが初めてだったのだが、今回のイベント「田中公平と日高のり子」と改名すべきだったと思うくらいMCに歌に実に素晴らしい仕事してた。
今度田中公平が何かやるならまともなオーケストラでちゃんと弦=ストリングスありのものがいいなあ。
前に菅野よう子がゲスト出演したらしいけど、ワルシャワフィル読んで田中公平と菅野よう子の連名イベントやらないかな?
色色と細かい文句はあるけど今回勢いのあるイベントではあったし笑いの絶えないトークだったし帰りにタナソニを思い出して何だか切なくなった。