またどこかで会おう。え？終わり？

中古1200円で見つけたのでCOWBOY BEBOP 天国の扉 [DVD]を買った。
当時リアルタイムで映画館で初日に見てがっかりして、数年後にDVDレンタルでやっぱり似た感想で、DVD-BOXにサントラ全部にシートベルツ名義のタナソニまで見に行った現在やっとこ中古でコレクタ的にDVDを中古で購入して見たけど、やはり残念な印象は変わらなかった。

TVシリーズはわかりやすいカットをさしこみしかし説明せずに何となく匂わせ、そしてぼそっとキメゼリフを言う…往年の作品から影響をうけた若者がそれをコピペしつつもまた若者が見て乗れる感覚と合致させた温故知新のハードボイルド。
今現在でも新規ファンを少しずつではあるが生み出してる名作だが、映画ではその色気がすっかりあせている。
スパイクがエレクトラにジュリアの話をしたり、雨がふってきたとこでスパイクが無意味に煙草をくわえたり、ヴィンセントが「俺が愛した女」とかとにかく喋りすぎだし、ヴィンセントだって造形は格好いいし磯部勉なんて素晴らしい配役なのにただの厨二おっさんで格好いいとこもあるけど結構痛いw
音楽はお洒落だけどTVシリーズに比べると手数が少ないせいかひたすら同じ演出法で音楽が絶え間なく流れてTVシリーズでは違和感なかったのに凄くうるさいという印象だった。
金も手間もかかってて画質も音質もいいのにどうしてこうなった。
おさえておさえてそれでもおさえきれないものが格好よさにつながってたのに、格好つけて格好つけて格好悪くなったのが映画。
TVシリーズはWOWOWでリアルタイムでおっかけて録画したVHSそしてつい数年前に発売されたDVD-BOXなど手元にある映像を1年に1回は見てた信者だけど、それでも、それゆえにやはり映画のただ派手なドンパチにはがっかりしたものだ。
箇所箇所では作画と声優に演出で見張るとこもあるけど、やはりビバップの皮をかぶった何か。内容に対して尺もえらい長いし。
最終回および映画の作画でカット割はそのままにTVシリーズをHD画質でリメイクしないかなあ。音楽や声優も新しく録音せずオリジナルの素材だけで構わないから。
サムライチャンプルーから渡辺信一郎の新作もないし。
figma発売しないかなあ。