次巻で完結か!?
と言えるほど今回はオラ無駄すさまじかった。
1話完結の体裁でありながら思ってたよりも脇役の意味や伏線が強く、しかし正直なところ1期の兄弟にだけ強く焦点をあわせて読んでいたのでジャコモのくだりにはちょっと置いてかれた感じがしたけど、よくもまあこの1冊でここまで展開させ描いたもんだ。
舞台も設定も素晴らしいが、結局のところは彼女らの幸不幸こそ…なのよね。
問題が無くしかし交流も無かった兄弟が生き残り、問題も多く結びつきも強かった兄弟が…。
帯の煽りに使われたリコの台詞…そこからしても幸福を見いだした者が死に、幸福を考えなかった者が残る…という対比で終わるのかな?
そもそも本作に興味を持ったのはアニメ1期をたまたま見かけたリコのメイン回。
そして原作を追いかけたらリコ以外の盛り上がりにもってかれてすっかりトリエラっ子になってしまってたが、今回表紙も飾ってるリコが関係の対比をもって最後を強く予感させてるのが、正直葛藤の無いキャラだったからここまで引っ張る、盛り上げるとは思わなかったよw
ペトラが2丁である必要あったか?とか思ったけどガンアクションも格好よく別に省略してもよさそうな「跳弾に気をつけて」とかやりとり、また過去に描かれた話(エルザ)を回想の形で今の絵柄で描いてたけど思ったよりも違和感がなかった。
1時期、ピノッキオ途中からペトラ編に入ったあたりの絵の酷さが見てられなくて別の意味で終わったな…とか考えてたけど、よくぞここまで巻き返した。
購入書店限定の特典であるヘンリエッタ,トリエラ絵は描きおろしってわけじゃないんだね。単行本の扉絵にもあった。また上の画像に単行本の上にのってるのは購入特典らしいリコの栞。
本編後の頁はイタリアについての豆知識だけで本誌の宣伝も次回予告もなかった。
ついに感動の最終回!とか煽りもなくえらいやきもきしたw
次巻、かかってもあと2冊くらいで終わりそうな勢いなので完結したらアニメ2期でピノッキオをやって3期で完結だね!