題名と概要とOP映像からしてJet Set Radioのような都会の入り組んだ空間を縦横無尽に駆け回るスタイリッシュ爽快アクション作品かと思って見たのだけど、ただのドンパチSFだった…w
全話を通して安定した作画とか品質は高く素晴らしいのに作品としてはあれ?って感じ。
サイバーフォーミュラのつもりで見だしたらフロントミッションでした…そのがっかりが強いかね。
ライドバックに乗る動詞や名詞をライディングとかライダーって言わずに「あれに乗る」とか「あのおんぶやりやがるぜ」とかそういう表現の堅さがあっても良かったんじゃなかろうか?ガンダムをヒゲと呼ぶような。
映像が充分に若いのに言動まで中学生的な格好よさというか言い回しが恥ずかしくて2話が見ていられなかったw
速度がすぎて90度が曲がりきれない主人公はどうやって危機を脱するか…ってバレェの技を披露するんだけどそれが全然90度を曲がれる技術とか関係なくただジャンプしてるだけで意味がわからんかった。
また池に落ちたあと朴璐美を待ってからレース再開して「朴璐美に追いついた!?」って脇役が騒いで水樹奈々の天才っぷりをアピールしてるけどほぼ同時にスタートしてちょっと距離が縮むなんて当然だし既に周回遅れであるのに主人公すげえ的な盛り上がりを見せてるのが強引というか破綻していて…。
視覚的にあるいは意味合いとして見せたい場面があるのはわかるんだけどそれが前後の展開を無視したただの1カットに過ぎないって場面が多すぎてげんなり。
人物の顔アップがやたら多かった気がする。
ライドバックも結局はただのバイクになってるのが残念。
SACのタチコマのように動物的な柔軟さと機械的な重量感、ただ路面を走るんじゃなくバイクには出来ないウォールライドや2足歩行だからできるアイススケート的な滑りなど動きに幅があれば良かったのに。
折角ライドバックを3Dで動かしやすいように作ってるのに乗ってるキャラ2Dとの折り合いもあってか1カット1カットが短く普通の作りになってるのよね。
1カット6秒から10秒弱で走るかわす飛ぶなどじっくりしかし速いって場面があったらそれだけで燃えたのに。
5話あたりから段々と政治的な問題に突入し水樹奈々が馬鹿らしくはめられる…って展開は良かった。
弟が拷問されたりそれによる水樹奈々の危機とかちゃんときつい場面に見えたし素晴らしかった。ってかあの場面は弟を人質に水樹奈々がまわされるとこだろ。前から後ろからやられてRIDEBACKちゃうんかとw
泣きぼくろ副官や乳袋記者とかセックスアピーラ多すぎる。
全体的に軽いのに重いものを重く見えるのは素晴らしいと思ったのだけどテロリストの森川がイケメン過ぎて危機感が全く無くなってしまったのには笑った。なんだよあの空中逆さドヤ顔はw
都会ってのは昼と夜でここまでも違う、同じ場所も歩きかた1つで景色が変わる的なところから水樹奈々がバレェの失意から再起、ライドバックで、あるいはライドバックをどうするのか…って感じなら良かったのに戦争ドンパチモノになっちゃったからバレェとライドバックの関係がほとんど無くてあの設定自体必要だったのか?最終回は頑張っていたと思うけど…。
1話の世界観や実際の描写またヒロインのかわいらしさがピークだったね。
作画的には文句無いけど内容的にはOP詐欺だったw
水樹奈々は堂々とパンツ見せてたね。不自然に隠すこともなくかといって見せびらかすでもなく主人公としての距離や立場をしっかりわきまえてちゃんと魅力的パンツ(白)だった。
素材も品質もいいのに何かよくわからん仕上がりだった。