熱かったね。
これまで原作未読なのにすげえ巻いてるな,所所つなぎがおかしい、と感じる箇所がそうとうあったけど本巻は大人の都合を感じさせない1話として落ち着いて完成された構成だった。
キャプテンとバナージが砂漠の夜で飯くいながら語り合うとこ、喋るキャプテンを下から煽って星空にパンしてその流れでバナージに着地する1カット良かった。ああいう静かで長くそれでいて動きを感じるカットって特にアニメだと少ないし。
PVでもわかるように、毎回ガンダムの変身はそれようのカットで間をとってるけど、大きい敵からの集中砲火と巨大な腕をかわしつつ高速接近してるさなかに変化してる…みたいな変身、もう4話なんだしアクションとイベント,虚実を両立した演出があってもいいんじゃないかな…と思った。いつまで段取り特撮ヒーローやってんだよと。
キャプテンがバナージにボコられてたのは納得がいかん。
あそこはキャプテンが説教しつつバナージが納得せずにキャプテンの隙をついて強引に出撃しようとするところ実はバナージを行かせたいキャプテンがあえて見逃した…みたいな展開だったらもっと熱かっただろうに。現役の1流軍人があんな思春期にやられちゃ駄目だろ…。
先日
RIDEBACKというSFを見たけどそれは名詞や動詞が英語中心のもので「乗る」をあえて「ライディング」と言っていたり恥ずかしかった。作中説明されるけどあれを「おんぶ」とか言ったら良かったのに…と。
「角割れ」や「袖つき」とかああいう言い回しはやっぱいいね。
個人的にはガンダムをやたらガンダムと言ってくどいうざい恥ずかしいと感じたので少数の公称と多数の俗称が入り交じってる演出ってのは良いと思う。もっともこういう言い回しも全員が言うとくどいから難しいとこだが。
実際どいつもこいつもただの会話に皆が皆キメゼリフ(ドヤって感じが相変わらずうっとうしい。
最後の黒いガンダムには腹をかかえて笑って萎えた。
今のおっさん、かつてもの子供に受けたのは格好いいからなんだけど、こういうことやっちゃうと戦争兵器としての苛烈さとかもう皆無よね。
ガンダムになじめない1因だわ。
にしても今時にしてはしっかり堅く熱い作品。
バナージがコクピットから出て説得するとこなんて素直に感動した。
相手の褐色女の演技がいまいち軽かったように思うが…w
それと音楽は素晴らしいね。この作品の半分はこの音楽で成り立ってると思うわ。
ただしED曲てめーは駄目だ。
ところで今
全6話(予定)と知ったのだが足りなくね?
原作未読で落ちも構成も知らないけど12話くらいのものかと思ってたのだけど…。