菅野よう子が坂本真綾の結婚について語ってると言うので
Cut 2012年 02月号を買ってきた。
記事は全部で4頁。写真1頁にインタビュウ文字列3頁。
2011年の前半からSMAPやら紅白やらメジャな仕事が増えたとか
坂本真綾の結婚に安心したとか
エスカフローネ当時から女子高生と神話について語る河森正治に何言ってんだこいつと思ってたとか色色と短いながら語ってるけど、個人的には自身のピアノ演奏に関するとこが面白かった。
あの、いままで、あたしって若い頃……っていうか、子供の頃からものすっごいピアノがうまくて(笑)
なにも考えなくても弾けたし、曲ができたんですね。たぶん30歳ぐらいまでそうだったんですよ。当時はもう『ほれみろ!』みたいな(笑)
でも、あるとき、わたしって無駄にさえずってるだけで、結局、何も言ってないじゃんていうことに気が付いて。
これやっぱり自覚してたんだね。
2001年のシートベルツliveはしめが菅野よう子のピアノソロ,メドレーだったんだけど、これがもう1人よがりの酷いもんだった。
それが2009年の
超時空七夕ソニックでは生らしい揺れと曲としての体裁をしっかり両立した素晴らしい演奏だった。
ゲストとして坂本真綾の伴奏を1人でやったのも、しっかりと主役の動きを見ながら土台として引き立てる仕事人っぷり。
昔は無意識にできてたことが今は意識しないと出来ないってのもあったけど、それは言ってしまえば丸パクリを避けるためには必要だし、商業作家って1番そこに気をつかうのに、脊髄反射erとしてそんなの考えずにやってきた結果なのかな…と。
言ってる内容はこれ誰も彼も歳をとると思い至る事そのまんまだしね。
やっと商業作家としての立場と特権を自覚した大人になった…ということなのかな。
年齢とそしてバブルと兎に角節操なくさえずるのが受けた時代もあったわけだし。
坂道のアポロンは演奏は別の人に任せて、かつ作品からしてカバー曲が多そうだけど何をやってくるのかね。