映画やアニメなどはたまに脚本が書籍化されて市販されるが、これを読んでいて気になったことがある。
この書籍と脚本は異なるということ。
以下に流れを記す。
1 | 脚本 | 現場で使うもの |
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2 | 映像 | 完成品。監督の指示や役者の機転で脚本と異なる台詞がある。例やめろ→やめてとか。 |
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3 | これに該当する名前 | 2=映像、完成品の台詞を文字化したもの。脚本のやめろじゃなく映像のやめてを収録したもの。 |
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つまり1と3では、原案と完成として変化があるわけで、もし変更前の脚本(1)を市販すれば映像と異なる言葉遣いになるし、映像の音声をあとで文字にした書籍(3)の場合は当然現場で使われた脚本(1)と異なる内容になる。
この3に該当する名称、1の脚本と区別する名称がないものか、と思う。
脚色や正本もまた違うような気がするし。
サウンドトラックと言いながら、本編に使用された曲が未収録だったり、使用された曲と編曲が違ったり、本編と抱き合わせで実質本編を買わないと聞けないんじゃサウンドトラックと切り分けた意味ねえだろ、とか、それに近い憤りを抱く。
脚本(1)といって売り出すなら、映像(2)で変更される前の状態を売り出すべきだし、映像(2)にあわせた内容ならばそれ(3)はまた別の名前で認識されて扱われるべきだと思う。
自分が知らないだけで何かふさわしい名詞があるのだろうか?