よくわからん。乗り切れなかった。
みんな大好き「兄妹」もの。気持ち悪い。俺妹もブラコン、シスコンじゃなく疑問も遠慮もないただの兄妹なら面白かったのに…と思っているので。
楓牙の持ち味の1つとして、登場人物が関係に確信を持っている、だと思うのだけど、
男の子 女の子で若年まで書いてしまったから、その後からどうにも無理を感じるようになってしまった。
せつない想いの白血病も唐突に感じたが、今回の猟銃とかどうなんだろう。日本における銃器の扱いって、そうとうわかりやすい世界観を最初に提示しないと違和感しかない。
楓牙の芸風でもあるが、いい加減、両思いセックスと中出しはわけたほうが良いと思う。
教師と生徒とが楓牙の中では何でもないほうなのに1番いいと思う理由は、そこ。精神的な欲求と肉体的な欲求、その合致と齟齬の両方を見せているから萌えるのだ。
両思いだからAll Okなんて気持ち悪くてしょうがない。娯楽なら全部許容なんてわかりきっているのだから、どこかに男と女が互いに抵抗する点があって、でも結局互いに違う点でやっちまった、という事がないと連続した漫画じゃなく静止画で終わってしまう。女はセックスを許容して中出しは拒むべきじゃないかね。
設定や構成などは、楓牙の初期作に近く随分と突飛でエロ漫画らしからぬことをやりたがっている、という感じ。実際にそういう要素で受けて、
教師と生徒とや
男の子 女の子なんかは楓牙の寄り道にすぎないのだけど、自分としてはその2作を評価しているので、今回のようなハリウッド的な仕掛けをエロ漫画で消化したようなのは、生活に根ざしたセックスと錯覚させる楓牙にはあわないように感じた。前述のとおり、設定だけなら初期に近いので、むしろ楓牙らしい、と評価されるような作品でもあるのだろうけれど。
自分は、性的にも文学的にも乗り切れなかった。
次回作のヒロインがどう見ても谷川柑菜です。本当に(ry