2199の森雪を見て、009のフランソワーズもCGじゃなく手書きならエロかったし人格を感じられたのにもったいない、と思った。
少なくともキャラの言動や、桑島法子と斎藤千和の演技はどちらも良かったのに。
紅一点論では、どちらも能力じゃなく外見で性欲を満たすための存在、と突っ込まれていたけど。
紅一点論では90年代に紅一点が終わり変化した、とある通り、その変化から現在進行でハーレムが主流だ。実際、
紅一点論でも扱われた森雪、ヤマトも2199ではハーレム(多数の美少女)に変化している。いずれも昭和の作品で、古さが作品に堅さをもたせつつも、性はより強調されたように思う。
自分は同時代ではいけれど、近年の萌えヒロインよりは昭和的なヒロインのほうが好き。恋愛が核心ながら恋愛以外の言動、または男への抵抗もあるから。
現在ではツンデレで片付けられてしまうが、恋愛に落ち着くが恋愛以外の要素も見える、という点は作品やキャラ萌えに重要だと思う。今は予算の都合や作品の過多により洗練(単純化)されて、また人材もなく無理なのもわかるけど。
今度BD-boxが発売される
ロードス島戦記のディードリットもそうだが、体は現在の萌えとは違う指向だが明らかに男の欲望で成り立っているのに、アニメらしい単純化のなかに気持ち悪さがない、人格があるように感じられる、のは自分の歳(世代を含んだ主観)のせいだろうか?
ガンダムUCのキャラデザもアニメ絵なのに劇画っぽさが残っていて素晴らしいと思う。
2199は無駄に性的でやりすぎだと思うが、森雪やフランソワーズみたいな露出じゃなく肉感と色気と人格がそなわった感じ、最近の作品だと
夏の前日みたいな昭和ヒロインは今だからこそ強みになるのではないか。
自分の歳もあるだろうけれど。
ただ、2199は真面目な体裁で女性強調されているのでナデシコよりもたちが悪く気持ち悪いとも思った。