思ったほど乗り切れなかった。冒頭の強盗を逃がしたとこまでは最高だったけど、主人公が思ったほど重くなく、情にほだされ抜けてるところもあり、わざわざ明言してる「ルール」をヒロイン登場と同時に破っている軽さ。ヒロイン登場と同時に途端につまらなくなってしまった。
主人公の役者は声も格好いいし、どちらかと言うと脚本とか演出の問題なのだけど、結局はフランスの007を作っただけで終わってしまったのが残念。というのも、ダニエル・クレイグ007を見て、ボンドは格好いいのにアクションが少ない、格好つけてるけど乗りが軽い、女がうざい、セックスいらない、と思って主人公は格好いいし作中における正義だが観客にも本意が知れないってくらいのものを求めていたので、そういうのを探してたら1つとしてトランスポーターがあったので見た結果が以上。
あと、本作は言うほど細かくないけど、それでもまだアクションのカット割が早い(細かい)と思う。
ザ・ドライバーくらいに1カットを長くもって見やすくそれで格好よく、なものが見たい。
音楽は視覚的な明るさや軽さはあってもどっしりしたもの、を求めてたので落差で自滅した。
エリート・スクワッドのつもりで見たら
L.A.ギャングストーリーだった、みたいな。