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【有頂天家族】8話の父と天狗の握手でBD購入を決めた。やばいこれはやばい。 このエントリーをはてなブックマークに追加

やばいまじやばい。
絵コンテが素晴らしい仕事をした。
三郎達の演出は音楽がうるさく大仰でうっとうしいが、対比として、父と天狗の心得た大人っぷりがやべえ。演出がしっかりとわかってがっちりと作ってくれた。父に関しては原作を読んでたときにはピンとこなかったが、アニメになって現在と等しく描かれると、ちゃんと意味合いが強く見られて良い。
この握手は「やばいこれはやばい」と思って「やばいこれはやばい」と言って見てたら握手した瞬間に泣いてしまった。
この場面でBDを買うと決めた。
作品自体は気になっても全体的にくるものがなかったが、放浪息子の4話千葉さおり「愚鈍な才女に知恵と呪いをおさずけください」を見てBD購入を決めたのと同様に、惑星のさみだれが何となく読んでただけなのに6巻の花子と太朗の話で全巻購入を決めたのと同様に、1場面で全てもってかれた。

有頂天家族 父の発つ日

有頂天家族 父の発つ日

有頂天家族 父の発つ日

天狗が別れを惜しむ言葉を伝えるときに、横顔なのに画面奥を見ていて表情が見えない構図がたまらん。父を見る位置関係と視聴者への視覚効果の両立を果たしている素晴らしいカットだ。自分がそもそもこういう表情が見えない横顔や後姿の構図が大好きというのもある。海皇紀の「ルックアウト!前はいい後ろを見てろ!」とかたまらん。

その時、1匹の狸が狸鍋の中で瞬いて消えた。
その時、1つの時代が終わりを告げた。
総一郎、還らず。

映画 [ 2013/08/28 11:34 ]