※映画
レッド・ライトの
ネタバレあり。
リミット(Buried)の監督の新作だつってんで当時映画館にまで見に行った
レッド・ライト。
盲目の超能力者は本物か手品か!?みたいな映画。
中盤までは面白いのに落ちはお粗末でがっかりしたのだが、その1つに、ロバートデニーロが演じる盲目の超能力者を科学的に検証する場面。
それが映画の落ちのために準備された段取りなので作中の専門家が素人の観客よりも発想が稚拙で「まずそこを確認するだろう」というのを専門家が見逃す。
佐村河内守の存在を、自分は今回の問題で初めてしってNHKの番組も見たが、代理作家の問題とは別に、あの発音の明瞭さ、補聴器とか聴力のテストとかしなかったのだろうか?
馬鹿なんだろうか?
ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由で
ぼくには数字が風景に見えるの疑惑を提示しているが、肯定にせよ否定にせよ検証するのが取材なのではないか?
そういう意味じゃ番組は取材ではなく広告だったのだろうが。
レッド・ライトは作品のために記者や科学者が馬鹿で稚拙だが、少なくとも現実にはそう変わらん、現実だからこそ、より稚拙に見えてしまう、問題を起こしてしまうのを目の当たりして、正直笑ってしまった。
あと
リミット(Buried)は売れずに評価もあまりだが、個人的には風刺とサスペンスを両立して低予算を宣伝するのが間違っている美術と撮影の1流演出が際立った素晴らしい作品だと思うので、もうちょい売れてもいいじゃねえかと思う。