講談社漫画賞の
少女漫画部門を受賞した
潔く柔くの最新刊を読みました。
まず表紙からしてやばい。
本巻でついに1巻で描かれたカンナ(ハルタ)の最終章カンナ編。
そのカンナが表紙です。
少女漫画であり男好きする造形でありながらこの表情。
今更なんだけど、本作は梶間とカンナ(ハルタ)が交互に描かれてるんだね。
なんとなく「あ、こいつだ」って認識だけだったけど、きちんと順番に展開してるのに驚いた。
10巻通して読むと人物と関係がわかるけど、所見じゃきついw
もう1つ、構成が
火の鳥と同じ方式じゃあないかな?
火の鳥は1話で最初、2話で最後を描いて、3話以降がその間を描いてるんだけど、これは逆で1話で最後、2話で最初を描いてるのかと思った。
梶間の話は時間を逆行し、カンナは時間を順行させて描かれてる。
多少前後してても基本的には真逆なんだね。
梶間編もカンナ編も、死を描いてるよね。これも作品の主題として気になるところ。
次巻でついに完結かと思うと感慨深い。
少女漫画に限って言えば、最近の作品で
君に届けと並ぶ2大作品だと思うのです。
関連リンク
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集英社s-manga.net いくえみ綾のコミックス試し読み◆
潔く柔く - Wikipedia◆
講談社漫画賞 : 顕彰 (受賞一覧) : 講談社「おもしろくて、ためになる」出版を
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