小説→漫画化にして希有な素晴らしい作品
とらドラ!(3)を読みました。
相変わらず面白かった。原作ではわかりづらかった要素がこうして絵になるとすんなり合点がいく。
今回は原作通りに川嶋亜美のターン。
の筈だったけど面白かったのは他だったw
何だよこれwww
原作でも充分にはっちゃけてたみのりんだがこれはw
表情豊かなだけにやたらと泣く大河が正直鬱陶しいけど川嶋亜美との対比で今回は大河が格好いい(ドMにはたまらん)。
基本的に輪郭線でしっかり描かれてる静止画なのにこの手の分野にしてアクションシーンがちゃんとしてて活発に感じられた。
きっとコマ割がうまいからだと思う。
単行本として舌を巻いたのは構成。
前巻は原作と切りどころが異なりそれがすんなり流れた感じがして不満だったけど、今回はむしろ原作とは異なる切りかたが活きている。
チャンチャンと終わらず関係性を充分に煽って終わるのでニヤニヤしながら読み終わった。
最近
モテキを読んだのだけど、男性向けでありながら男を無視した女ってどうなんだろう、とか思いながら読んでしまう。しかもそれがたまらん魅力なのだ。
男性の基本的な事をわかっていない反面、女性の基本的な事をわかっているから面白い、とどこかで見たけど納得。
この
とらドラ!の作画
絶叫も女性らしく、そこがまた作品を加速させた要因かも。
原作では正直あまりいいところが無かった川嶋亜美。
絵で描かれる事で表情だけでも見えれば箇所箇所でも印象に残ると思うので、漫画版が最後までやるのかわからんけど原作をうまいこと保管してくれたら嬉しい。
川嶋亜美に関しては原作の数行で泣いたくちなので、原作=大河、漫画=脇役が更に際立つよう期待。
※
ネタバレ反転。
自覚はあるのだ。困っている奴がいるなら、助けを求められたなら、本気で見捨てることなんかできやしない。損ばっかり、ハズレばっかり、いいとこなし。幼馴染の電話一つで走り出してしまうし、見つけてしまうし、挙げ句の果てにはコートまで貸してやってしまって、最終的には自分が震える羽目になる。しかも他人にも同じようにしてほしいのだ、本当は。本当は、誰かに、自分がこんなふうにしてほしいのだ。
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