部屋をかたしてたら
世界格闘技 関節技事典が出てきた。
本書は1996年に発売された。
当時友達集めて6人くらいの泊まりで深夜、プロレス好きのAが眠くてうつらうつらしてたとこ、ゲーム鉄拳好きのBが「こいつに関節技決めようぜ」と技をかけはじめた。
かけたのはたしか腕十字だったかと。
もちろん型をまねてるだけで極めてるわけではないのだが「足関節って難しくて無理じゃね?」との話になって寝かせてもらえないAが起きて「基本のアキレスはこうやる」とレクチャーが始まった。
「素人がアキレスやってもちゃんと極まらない難しい」「実質腕十字しか出来ない」とか話してたらAが「アキレスの痛みが簡単にわかるのはSTFだな」とBをサンプルにSTFを披露する。
B「それアーマーキングがやってたな。ってか映像見たほうが早くね?」と鉄拳2を持ち出してプラクティスモードで色色な技をかけてはリプレイで何度も見た。
そんな中でアーマーキングの4の字が速すぎるって話になって4の字を練習することになった。
技としては有名だが実は結構繊細かつ複雑で難しい。段取りをおぼえて技の形になるまで結構時間がかかった。教材にしてた鉄拳2では左足をy軸に1度回転して1周したとこで寝そべると両足がかかって4の字になる形だったので(4の字は回転しなくてもかけられる)、この回転から着地までの流れが凄く難しく、既に寝ていた他の連中をよそにかれこれ1時間くらい練習してた男3人で。
1時間後には足をつかんで回転し極めるまで2秒で出来るようになって健やかな達成感とさわやかな連帯感の時間だった朝の5時。
そうして後日、もっと色色やってみようぜ…と本書を買ったのだった。
ただ技の一部には図が乗ってるが完成形だけで、8割くらいが文字だけだったので凄くわかりづらくあまり恩恵は得られなかった。
当時は修羅の門が連載終わったくらいで互いに作中の技を練習しあったものだ。
懐かしい。