ソウルキャリバー5のサントラを買った。
相変わらず音楽にチカラを入れてる素晴らしいシリーズ企画だったけども、
何曲か試聴してわかってたけど改めてちゃんとした環境で聞いたら音源の差が酷かった。
曲はそれぞれ好みの問題だけど、例えば
菊田裕樹はこれまでの旧作を踏襲しながら作られた曲で作曲というより編曲に近く雰囲気はどんぴしゃなのに音がぺらぺらで全然厚みがなく残念だった。全曲がマキシみたいな出来なら素晴らしかったのに。
同じくInon Zurもクラシックな作編曲に優れていても機材にはうといみたいで、曲の目指すところに音源がついていけてなかった。
そんな中でAndrew Aversaは曲数は少ないながら曲は格好いいし音源と生オケの遜色がない文句のつけようがない仕事だった。彼の他の仕事にも興味を持った。
エミネンスの生オケはほとんどがディスク3の曲ばかりで、地味な曲の演奏が多くてもったいない。ディスク1と2の派手な曲にこそもっとやらせるべきだったのでは?恐らくは金の問題だろうけど。
中鶴潤一は今回3曲だけだが、相変わらずくさい曲でかつ全部音源なのにちゃんと派手さや厚みをもっていた。やっぱり1/3くらいは彼が書く、あるいは打ち込むべきだったのではなかろうか。
打楽器が全体的に軽かった。これは音源じゃなくミックス傾向なのだろう。折角海外の人と機材を使ってるのに低音を出さないなんてもったいない。
今回は外注の作家がそれぞれ旧作を参考にして作ったせいか、割と似通ったリズムで統一感というより幅が狭なってしまった感じがする。派手さが先にたって静かに泣かせる曲が皆無と言っていい。例えば4の
innocent visionのような。
曲の水準は相変わらず素晴らしいけど、4に比べると生オケと音源の差が広まってしまった感じ。ものによっては
ソウルエッジのPS ARRANGEにすら届いていない。
アサシンクリードの曲は格好良かった。全体的に打楽器が弱い中でこの曲のドラムだけえらいしっかりしてた。
それにしても今の時代でもまだまだ生オケとの差ってあるんだなと。
ブックレット見ないで違和感があったり素晴らしいと思ったのだけどその都度チェックしてたら、結果的に作家や演奏者が一致してたんだから、やはり歴然としたものなのだろう。TVのスピーカで聞くにはあるいは充分かもしれないけど。
曲は良いのに音源が残念なDCのソウルキャリバー1を思い出した。
Chasing Downstreamをエミネンスで聞きたかったぜ。
ところで今回パッケージもしっかりしており箱もがっしりしてるのだが、あまりにしっかりしていてケースをしっかりはさんで全然取り出ず逆さにしても落ちてこないで振ったり叩いたりで10分くらい格闘してようやく取り出せたw
FF13-2のようにCDケースの本懐を忘れて格好つけるだけつけて不便なだけのケースなんて問題外だが、これみたいにしっかり作ってもそれはそれで考えもんなのだなw