アカデミー賞を見てたら候補作の紹介で
Simon Bakerを見つけて調べたら知らない映画だった
Margin Call。
しかも主演は
Kevin Spaceyで10数年ぶりの競演に興奮してDVDを借りて見た。
アカデミー賞で知ったので日本公開はまだかと思ったら日本未上映で既にDVD販売されてた。
BDの販売は無し。
リーマンショックを題材にした映画だし日本で売れないのも当然か…w
完全に出演者目当てで見たけど面白かった。
題材が明らかとは言えいかにもな説明台詞は少なく、大きくわけて発覚と対応の2箇所でのみキャラと観客に向けた説明がおこなわれ、その配分もよくできてた。
議論や口論の場で困窮しようと誰もどならないし、無言な場面も多く、何となく雰囲気が
ビッグ・チャンスに近いと感じた。その他大勢が存在する社会の中にいながらある特定の場所と人物のみ描写して、ちゃんと登場人物以外も存在するようなあるていどの広さを感じさせながらうまく閉塞感を維持している。
クレジットではそんな扱いではないけどSimonは役柄的には3番目くらいの実においしいとこだった。
どうせならBGMを使わずに作ってほしかった。凄く丁寧な作りだし雰囲気も説得力も充分あったし、事実であるかは問題でなく、ある限られた状況描写が素晴らしかったのに時折流れるBGMがひかえめとは言え、おさえておさえて作られた雰囲気を阻害してるような気がした。
BDが発売されて1500円くらいなら欲しいかも。
えらい地味だけど、それだけに1つ1つのカットが必須で丁寧な映画だった。