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HD650の音質をMDR-CD900STに近づけたEQスクショ このエントリーをはてなブックマークに追加

MDR-CD900STの耳疲れが半端なくHD650を購入して2週間
高音で耳を痛めない代償として女声(人声)が小さくなるわりに相対的に打楽器の高音が大きく聞こえるよくわからん音質に価格ほどの音質を認められなかったが、なれてきて何を聞いてもおおよそ音源の音質を判断出来るようになってきた。
そこで、心地よさじゃなく音質判断のために使ってるMDR-CD900STと同じ曲を聞き比べ、HD650で聞こえる音をMDR-CD900STに似せてみた。使ったEQはSonnox Oxford EQ Native




7バンドだし、Q幅もそんないじってないし、比較の際にプラグを差し替えているし、自分の可聴域癖もあるだろうから厳密性は無いが、おおよそこんな感じというものを確認するため。
こうして見ると、というかもとからMDR-CD900STを基準にして大きく違うものを頭に選んだから当然なのだけど、ほとんど真逆といっていい音質だ。
HD650は女声サ行やストリングス高音はおさえられているのに打楽器の高音は出るという奇妙な色づけがされているので、単純に高音に弱いとか過剰ということでもないが、このEQでもまだMDR-CD900STの耳づく高音には負けてる。13000hz近辺が足りないのかな?
たいがいの機材が強調する人が感知しやすいわかりやすいところをあえておさえてる感じ。それでも低音はきついと思うが。



感想(考察) [ 2014/01/20 16:18 ]

【神のみぞ知るセカイ 女神篇】阿澄佳奈を殺した主人公 このエントリーをはてなブックマークに追加

失恋ヒロイン的に面白いというので神のみぞ知るセカイ 女神篇を見た。
1話の段階では面白かった。
序盤は、事情を知っている主人公、恋愛感情はなくとも人情を持ってちゃんとやるべき事をやるための覚悟してる主人公してた。
自分が歳のせいもあり、近年の萌え作品に不愉快ですと思いながらアニメを見なくなってきた中で今回これを最後まで見られたのは、この主人公がしっかり動いてくれる主人公だったからだろう。
主人公の下野がすげえいい仕事してた。
ぶれない変態(1話の段階で)。あの童貞声優が、福山潤と張り合える芯のあるずれたイケメンっぷりを見せてるってすげえな!と1話の下野に釣られて見てたところもある。
キャラの突飛と状況説明を同時進行して、最後はEDに入らず本編が展開しながらクレジットが入る演出にやべえやるじゃんこれはやべえ、と思ったくらいだが、毎回それをやってくれるかと思ったら何て事は無い、通常は耳障りなキンキンカンカン曲が流れるだけだった。EDにはそれでこった演出もなされているが、自分にはいらん要素だった。
後半あんなに巻くならもっと話を削って尺もしぼって欲しかった。といってもTV放送だからしょうがなかったんだろうけど。
伊藤かな恵なんて1話以外いらなかっただろう。

早見沙織補正と言われればそれまでだが、主人公と唯一まともな関係と言えたのってこいつだけじゃね?
主人公の事情と苦労を知り味方となり、主人公の人格を知り突っ込むとこは突っ込んで、主人公とは違う役割で別の場所で異なる仕事をして、主人公に対して多面的であった。
最後の戦いも個人的には敗北しているし、獲得と損失、関係の維持と変化などを抱えて帰る場面、すげえあっさりしてたけどあれは良かったと思う。
むしろ、主人公と阿澄佳奈の決着がついたあとにあれやりましたこれやりましたって女神の描写全部いらなかったんじゃね?まである。主人公の立場が明確で、そのために本来は見せ場であろう最終決戦の場面をあっさり流したのは素晴らしい判断だと思う。だけどその事情すらもうどうでもいい感じのほうが主人公の立場と生き様をより明確に出来たんでないかな…と思うけど無かったら無かったで少しは見せてやれよ、と思ってただろうからこれは完全に後だしで無意味かな。

早見沙織補正と言えば、名塚佳織とか伊藤かな恵とか少し低くざらついた感じが魅力的なのにエロゲ甲高声ばっかりで苛苛した。
もったいない。
竹達彩奈はキャラが良かったのにあそこまでひっぱるキャラにしては竹達彩奈がキャラ負けしてる。
にしても阿澄佳奈のおさえたキャラ声いいな!
他のエロゲ声を出し抜くおいしい声質にしっかりしてる。
阿澄佳奈と同じに名塚佳織や伊藤かな恵だって大事にすればもっと女神編という題名のミスリードが際立ったんじゃなかろうか。
どうでもいいキャラのどうでもいい声質演技が見え透いていたのがもったいないと思う。

自分は原作未読だしアニメ1と2も見ていないからついていけない要素もかなりあったが、この作品は主人公がファッション変人だと思った。ただのいいふりこきじゃねえかよ。
「言うつもりじゃなかった」は無いだろ。無いわ。無いな。
あれは必要悪だったろうが。
阿澄佳奈に直接謝るならあの程度の簡単な言葉でうまくおさめようとする人間関係の甘さと少年漫画の軽さとアニメという尺の都合でわかるけど、直接謝らないのなら、問題は言葉じゃなく、結果的に見込み違いで巻き込んだ未熟さと、阿澄佳奈に感情的に寄ってしまった自身の甘さと、それを許したくないがあまりにただ離別すりゃあいいのに拒絶した浅はかな自尊心だろ。
主人公が阿澄佳奈を突き放すこと自体は、作品展開として、登場人物の行動としても何も間違ってはない。
阿澄佳奈に「好かれる」のではなく「攻略」が目的であると作中で明文化してるのに、後悔するのが感情じゃなく行動かよ馬鹿じゃないの?
ダークナイト見ろよ。やはり俺の青春ラブコメはまちがっている見ろよ。電影少女読めよ。うしおととら読めよ。メンタリストを見ろよ。
主人公にとっての救いは、1人でも核心を知る登場人物の理解で足りる。視聴者にとっての救いは、たとえ主人公が救われなくても主人公を否定しない人物の存在描写で足りる。この主人公は周囲に理解者しかいないし、自分の求めてる対象も明確で、行動による損失と思える要素も作品の段取りとして消化してるだけで全部ちゃんと獲得の結果に結びついている。
つまるところ、この作品で何が気に食わないって主人公の生き様なのだ。
形はどうあれ結局は関係してるヒロインに好かれたいという願望を持っているし、言えば読者(視聴者)に好かれようとするメタな要素が見え透いてる。
主人公の未熟や甘さを表現したかったのかもしれないが、事情を知らずに振り回され事情を知り主人公を許した阿澄佳奈をあれだけ作品として大事にして見せたのに、阿澄佳奈の動機や核心となる主人公ゆえの必要悪を作品が拒むってどんだけ甘えてんだよ。
アマガミフォトカノのようなエロゲアニメ(この記事はギャルゲとエロゲは区別しない)のようにマルチエンドをやらずに共通ルート的、一般作品の物語でやるなら、主人公が誰かを選ばない恋愛の失恋キャラに何の意味がある?
あるいは、恋愛など現在進行の幸福が何の救いにもならない過去の不幸が核心じゃない主人公が恋愛をあえて切り捨てる強い動機と言えるか?または見えるか?
そもそも、エロゲの手段を現実に応用する主人公の特異の対象が、エロゲと同じ性質のヒロインじゃ駄目だろ。
阿澄佳奈の最後おいしい場面にしれっと女神全員そろってるが、女神(憑依)連中は納得してるのか?
女神連中だって事情を知るがゆえに、よりゆずれぬ好意と関係を互いに明示してるのに、何かただの賑やかしで終えてしまって、だったら尺をとりすぎてドラマを殺してるぞこんちくしょう。
その中でもドラマを持っていた、事情を知り人格もある名塚佳織を完全に持て余してた。
立場と自尊心から主人公に接近せざるをえないのに接近そのものを否定したくもなる感情、主人公の戦場相棒の早見沙織に対して日常相棒だった名塚佳織だと思っていたのだが…何だよあれは?
名塚佳織が何で自分の翼に気づかなかったのか理解できなかった。見た目じゃなく感覚的に試すだろ。
人間の背中と、人外の翼では感覚が異なり痛覚とかむしろ人外描写として感覚は過敏であるべきでは?
1度覚醒しても常時覚醒ではない設定なのかと思って混乱しながら見てた。
名塚佳織をエロゲさせるための無駄展開乙。

序盤はちゃんと、過去攻略ずみを放置してた主人公の態度を取り上げて、主人公の生き様にとっては当然であるし女の怒りも当然であり、きちんと状況説明と感情描写が噛み合っていてヒロインのエロゲ行動が気持ち悪いにせよ笑いながら見てた。
ゲーム的手段が現実では妙にドツボるとうまくいった反動で現実の制約に苦しめられるとか、それなりに設定を大事にしてるように見えたし。

原作や前期を知らないから作品の乗りを把握しきれなかったのもあるが、竹達彩奈がメインヒロインというわけでもないのね。
竹達彩奈を優先した結果、阿澄佳奈との離別がそのまま竹達彩奈との離別につながる修羅場には夢中になったけど、どれだけ盛り上げても、阿澄佳奈が主人公の行動を把握した時点で主人公を許して、主人公だって明らかに甘えて揺らいでるのに、ライブやってあそこで関係が終わりってほうが無理あるだろ。主人公が悔いてるのだからなおさら。
そもそも、阿澄佳奈のあれは失恋か?
恋愛漫画に見せて恋愛に勝る価値観こそ作者にとって大事だった恋愛漫画詐欺ハチミツとクローバーみたいに、恋愛との確信ある離別でもねえし。
竹達彩奈に「好きじゃない」と明言した主人公は最高に格好よかったのに…。
阿澄佳奈を突き放した時と竹達彩奈に明言した時は最高にときめいたよ。
しかし、恋愛じゃなくとも関係が継続するならあそこで失恋とするのはヒロインの純愛には短くぬるいし、主人公とヒロインの関係がしっかり断絶するなら、主人公の後悔は作者や作品的に傲慢で甘い。

思ったのだけど、これSchool Daysと同じなんだな。
修羅場を見せるために修羅場があるのであって、失恋キャラに萌えさせるために失恋してるのであって、失恋を踏み台になしえた恋愛が無い。あるいは、恋愛が及ばない絶対的な価値観が無い。
主人公が誰か1人を選ばないのなら、主人公は自身の行動を受けた女にとって最低だと自覚しているのだから、その時点で思想は終わっている(完成している)。
それなら、別にどこにでもいるただのたらしじゃん。
その癖、たらしとして嫌われ役をまっとうできていない。
主人公が、全ヒロイン攻略して失恋ヒロインの憧れと諦めを主人公が知らぬままに最終決戦の助力になるのはうしおととらが100点だしちゃってるから、主人公がうしおととらみたいに超然としてるか、やはり俺の青春ラブコメはまちがっているみたいに自覚して悪役をまっとうするか、メンタリストみたいに自身の幸福を全く望んでいないとか、主人公が嫌味なほど善人か、変人をまっとうできるだけの信念が無いと、どれだけ阿澄佳奈と竹達彩奈の友情と、事件とは無関係なヒロインが感情的に核心であっても、乗れない。
いや、たしかに女神ゆえに尺をとりながら女神とわかった時点で不要となった女神の扱いを見るに、中盤で最後の女神が発覚して、実は核心は女神じゃないほうなんだぜミスリードの構成は素晴らしかった。
しかし、それはエロゲのマルチエンド的にそれぞれのキャラを等しく立ててこそ活きる仕掛けであって、ならばもっと女神を大事にしてほしかった。
主人公が獲得と損失の帳尻があわずどっちもしっかり残るものにしないなら10分くらいのキャラまとめだけ見りゃいいわけだから。
だけど、阿澄佳奈でやりたかったのってそうじゃねえだろ?
主人公の実質的な最後の台詞は竹達彩奈への好きじゃないと、阿澄佳奈の自宅前の会話で良かった。
あの時までちゃんと主人公だったよ。
場面や作品の優先順位はともかく、主人公にとって各ヒロインの扱いはそれぞれに等しく、攻略と同じくある意味でコピペでありながら、機微が違う。
それで充分だった。
それなのに、最後の最後で阿澄佳奈の名場面を主人公が殺しちゃ駄目だよ。
作品があの主人公の感情を肯定するなら、阿澄佳奈と竹達彩奈がどれだけ騒ごうと茶番じゃん。そういう茶番萌えじゃねえだろやりたかったのは。
無駄な話とか気持ち悪いエロゲ的ヒロイン描写とか半分くらい見るのうんざりするけど、それでも誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよやはり俺の青春ラブコメはまちがっているが5億点なのは主人公がまっとうしてるからじゃん。

物語が失恋で完結していない。
阿澄佳奈を大事にしたからこそ作品全体の問題が浮きでた印象。
阿澄佳奈が本当に失恋したという言えるのは、事情を把握した阿澄佳奈の恋愛感情が主人公の執着対象である作中最高の絶対的幸福あるいは不幸の助力に全くならず主人公にも阿澄佳奈にも救いにならないか、あるいは主人公の事情を知らずに主人公の意識がまったく向かない存在として扱われ主人公(作品)の幸福にも不幸にも影響しないたときだろ。
もしも阿澄佳奈の失恋を失恋とするなら、あそこで2人の恋愛が終わりと言うなら、最後に主人公は悔いてはいけなかった。
絶対に。



感想(考察) [ 2014/01/16 04:35 ]

悠木碧の化粧が酷すぎる。誰か何とかしてやれよ。 このエントリーをはてなブックマークに追加

電波諜報局 【MC】May'n、鷲崎健 (番組ID:lv163749233)

鷲崎健も少し触れてるが、化粧が酷いな。スタッフは堀江由衣とか田村ゆかりみたいな偶像売りをしたがってるけど、本人は杉田智和と噛み合う芸人魂、他の人との絡みを拾う庇う機転、買われてる点と売りたい点が違うんだよな。

声優 [ 2014/01/10 13:18 ]

HD650を買った理由と感想 このエントリーをはてなブックマークに追加

HD650を買った理由と感想

HD650を買った。編曲や打ち込みミックスにはMDR-CD900STを使っているが、音質判断は不要で動画編集で出音の有無だけを確認したり音楽鑑賞したりするには音が強すぎて長時間やっていられないので、ずいぶん前にK501が壊れたままMDR-CD900STを使い続けていたが最近耳疲れが半端ないのでヘッドフォンを買うことにした。

ヘッドフォンに求めた条件

  • 動画編集や音楽鑑賞など、音質の厳密な判断よりも眼鏡をかけて連続6時間使っても痛まない装着感と耳の疲れにくさ、それから再生音の把握のしやすさ
  • MDR-CD900STより高音が弱く平坦な性格(あわよくばMDR-CD900STより定位が明瞭)
  • 耳と音に距離がある(必然的に開放か)
  • 音源に対してヘッドフォンを変える馬鹿なことはしない(EQする)
  • 上限は2万円(これは結果的に破った)

比較したヘッドフォン

K550

まだAKG K501がフラッグシップだった頃にK501を買ってから、数年前に壊れるまで愛用していた。だからAKGのいずれかを買おうと思って、まずK501と同価格(k550は密閉だが)を聞いたら、ラジオEQとまでは言わないが明らかに可聴域よりも狭い音質で1,2小節聞いただけですぐ見限った。

k702

ありえん。k501好きとしては後発の上位機種には興味があったが、人工的な高音持ち上げが痛すぎて聞いていられなかった。サ行のつんざきが半端ない。K712PROも聞いたが、k702よりも低域が出てるが、駄目な理由はk702と同じ。

ATH-A900X

オーテクのドンシャリは大嫌い。装着感は凄く良かったし、これにしようかと思ったが、店を変えて聞き直したら最初よりもキンキンに聞こえてこれもうわかんねぇな状態だったので買うのやめた。今後もオーテクは絶対に買わないだろう。わかりやすく目立つ音だから受けるのはわかるけど、こんなんで2,3時間も聞いてたらすぐに耳が馬鹿になるよ。

UE6000

全体的には良かった。ベースが強くて、音質的にはそれさえ無ければ買ってたが、他にもノイズキャンセルのために電池が必要だったり、気軽に使いにくい余計な機能のせいでやめた。

SHURE

型番を忘れたが2万円級の奴。これもかなり良かったがベースの持ち上がりが気に食わずやめた。

MDR-7506MDR-V6

MDR-CD900STとは少しずつ性格が違うが、そもそもMDR-CD900STの装着感と音の強さと違うものを求めていたので、やめた。

HD650の感想

そして結局は最初の2万円級からはずれてHD650を買うことになった。かつてK501を買うときにフラッグシップだったHD580(違うかも)を聞いてすげえ色づけられた音だな聞いていられん、という感想でK501を買ったのだけど、もはやk601以上の機種の高音が自分の求めたAKGではないので、ならばと色色聞いて歩いたら、結局HD650に落ち着いた。K501を買う時以来、実に10年ぶりくらいにヘッドフォンを聞き歩いたが、近年の2万円級のヘッドフォンは高音が出過ぎじゃないか? 低音は価格帯に限らず出るやつは出るが、これまで鳴らさなかった箇所を持ち上げたら不自然になって余計なことした、って感じがするのだけど。自分は歳をとって高音に対してむしろ鈍くなってきている筈なのにきつく感じるんだから相当なものように思う。デジタル録音の技術向上により高音はどんどん出てくるようになったのに、更に再生環境で盛り上げてどうすんだよと。
  • 傾向はドンシャリ。
  • 編成が多くごちゃごちゃしてる曲ほど、よく分離されて聞きやすい。編成が少ないと、音が薄くなるだけで音圧差が広がる。音が大きい曲と小さい曲ではMDR-CD900STだと3dBFS差程度だったものが6dBFSくらい広がってる。また、独自の周波数特性によってPeakとRMSに対して聴覚が全然一致しない。
  • 持ち上げるよりも削ることで聞きやすくしてるので、mp3でぐしゅぐしゅした音も聞きやすくなってる。ファミコン音源なども、反響音に相当する音域に特徴があるせいか、ほどほどの反響音が加わりしょぼくなくなる。リバーブ感が加わるわりにノイズは減少している。つまり、悪いものをそれなりに良くする反面、客観性はまるで無い。モニタには不向きどころかありえん。
  • キックのアタックが聞き取りやすい。再生環境によって聞き取れなかった小さいのも聞き取れる。反面、ティンパニやタムのペチペチ感がやばい。幾らなんでも中域をさげすぎじゃないか?
  • ベースとキックのリズム音楽の低域はくっきりしてるが、チューバとコンバスとティンパニが同時に攻めるともわっとする。特にティンパニはアタックのペチペチと低音のもわもわが目立ってしょぼい。
  • 高音上がりの割には女サ行やハイハットなど耳に痛くない不思議。ただし、かなりフィルタ(EQ)通した感じになる。高音上がりでVoトラックを3dBFSさげた感じ。
  • ハイハットやシェイカなど高音打楽器が目立つ。うるさくはないが中域(歌)が小さくなるぶん相対的にかなり大きく感じる。
  • Pan(定位)は広い。EQやdBFSの厳密な判断は出来ないが、Pan(定位)だけはこれで聞いたほうが良い。これで聞いて定位が狭いということは、音源の狭さがやばい。クラシックの古い録音だと定位の狭さが気になる。
  • 多くのヘッドフォンが盛り上げるわかりやすく目立つ音を、むしろおさえて全体を聞きやすくした感じか。聞こえない音が聞こえてくる感動もあれば、もともと音源にあった強さが無くなり乗れなくなる場合もある。
  • 装着感は最強。眼鏡かけて何時間でもいける。
  • ドンシャリでアタックは強いのに耳に痛くなく、定位が明瞭なので音は弱くなるが全体としては聞きやすい。
  • 自分のピアノ演奏時には音が弱くなるので使えない。また、2mixは全体に聞きやすいが楽器単体のアタック(高音?)は弱くなるので耳コピ中の自分の楽器が聞こえなくなるので耳コピにも向かない。
  • 色づけは強いが、同じ曲のマスタリング違いは意外とはっきりわかんだね
  • MDR-CD900STは貧乏ゆすりでケーブルがこすれると左耳に低音振動がきまくり痛かったが、HD650はそんなことないw
  • 個人的にはもう少し中域をあげ戻して高低をさげて、もっと平坦にしてほしいが、これだけアタックを目立たせるように頑張ってるのに耳を攻めない丸みをたもっていられるのはどうしてだろうか。傾向はまるで好みではなく第1印象はよくないけど、色色と聞き比べると、結局は聞きやすく疲れにくいという得難い利点を思い知る。ただ、価格は25000円から30000円程度がふさわしいように思う。40000円の音質かと言われると、そういう感動はない。ただし、装着感や各部品の脱着など工業品的ないじりやすさ、モニタ的な平坦さは皆無だがmp3の汚さを薄めてそれなりに良くしてくれる感じとか、1つで多用な音源を長時間に渡り聞ける万能さを考えると、音楽的な感動に勝る価格があるのか、とも思う。

感想(考察) [ 2014/01/09 17:21 ]