またどこかで会おう。え？終わり？

本作は枝葉柚希派な僕ですが、今回は神咲七海よりの話かと思わせて、菊川琴音のターン。
へ？誰それ？って今回で初登場の新キャラなんですが、今回はこのおさげ眼鏡っ娘に心奪われました。

最近だと東城綾や羽川翼や宙野花子など、数え上げれば枚挙に暇が無い、現在でも欠かせぬ萌え要素おさげ眼鏡っ娘。
たまに委員長だったりもしますが、今回の菊川琴音は非委員長。
枝葉の思いつきに巻き込まれ面倒事を受けつつも、明るく活発な枝葉に惹かれているとこぼす菊川琴音。
その面倒事でおさげをほどき眼鏡を外すとあら不思議、美少女の出来上がり、とこれまた御約束w

ただ最近のはおさげ眼鏡の時点で充分美少女だろと思うのですが如何でしょう？w
んで、先に挙げた明るく活発な枝葉に惹かれているのを青大にこぼし、そして青大は面倒事を解決したのは琴音であり、自分や枝葉には無理だった、充分魅力的だよ(キラッ☆)
と主人公っぷりを見せて、まんまと琴音はキュンとくるのですが、本作の魅力は、まず主人公である青大の主人公っぷりがむしろいい。諄かったり鼻についたりこういうキャラは大概うげえとなるもんですが、環境と関係を割と初期に描いているので、主人公の主人公臭さがむしろ清々しいと思うのです。
うしおには負けるがな!!w

んで、この後です。この後なのです。この作品が素晴らしく、琴音にキュンとしてしまうのは。
真面目さを評価して、美少女っぷりも知った青大が「髪型はちょっとジミくさいけどな」と軽口を叩き、そして自宅の鏡の前で髪をほどき悩む琴音。
そして翌日の登校、琴音は――。

ここに行き当たりばったりだった某前作とは異なる女心に対する瀬尾公治の本気が見えます。
しかも本筋はしっかりとあって展開し、その合間に小話として琴音のターンだったわけですが、主人公である青大を大きく見せつつ、琴音のキャラを見せて、それでいて、この世界の側面でありハーレムにならない潔さにもグっときました。
恋愛以前に、気付くも気付かぬもまた青春。
このままこの作品がしっかりとラヴコメしてくれたらいいなあ。

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関連リンク
◆瀬尾ダンデイ事務所
◆マガメガ｜週刊少年マガジン｜講談社コミックプラス
◆女子高生キムチ
◆瀬尾公治 - Wikipedia
◆君のいる町 - Wikipedia