TOP Page > スポンサー広告 > スポンサーサイト未分類 > 人魚が抱える美しさの代償。【コーラル 手のひらの海】TONO
TOP Page > スポンサー広告 > 人魚が抱える美しさの代償。【コーラル 手のひらの海】TONOTOP Page > 未分類 > 人魚が抱える美しさの代償。【コーラル 手のひらの海】TONO

スポンサーサイト このエントリーをはてなブックマークに追加

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 [ --/--/-- --:-- ]

人魚が抱える美しさの代償。【コーラル 手のひらの海】TONO このエントリーをはてなブックマークに追加

コーラル 1-手のひらの海- (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) TONOTONOの新刊コーラルを読みました。相変わらず、綺麗でほんわかで淡々と毒があります。
女の子が思い描いた物語と、女の子自身の抱える問題がLinkしてたりしてなかったりと、ネバーエンディングストーリー的な設定。もっとも互いに干渉せずあくまで現実と空想が区切られてます。
しかし、空想の人魚が海中生物で着飾るのは自分達が微生物に食べられないため、とか妙に辛辣で説得力のある面白い設定でした。女性の装飾そのものが自衛の意味を持つ、ってのが面白い。

TONOおまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?を地で行く作者だと思います。
つまり、死が劇的でない、例えばコップを倒して飲み物をこぼしたり、せいぜいがその程度のアクシデント。
綺麗な人魚が傷つくとどうなるか、自分以外を呪わずにいられるか。
物語にある葛藤は、童話や神話に見られる教訓とも共通し、説教でもなく淡々と見せられるだけに、どこか怖く反応に困ります。
ヒトデで髪を飾る人魚の怪我とかありえない、あんなのちょろっとやられたらびびる。

物語の考案者である女の子は家族の離散など問題を抱え、ちらほら伏線もあるのでどこまで描かれるか楽しみ。
でもTONO作品としては恐らく感動する事はなく、納得して唐突に失う、そんな気がします。

取り敢えず、TONOらしくあっさりとキツいな、と思ったのはこれ。
不幸な女はきれいだからね
女性が女性に向けた作品って僕にとっては異文化交流として楽しいですが、正直ここまで娯楽とは違う日常的な毒はきつい。

関連記事
見せ場の無い妖怪との日常【チキタ★GUGU】
名言・格言・科白集

関連リンク
TONO - Wikipedia
朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:ネムキ
kanimimi's blog: コーラル / TONO
オトコでも読める少女マンガ: *新作レビュー* TONO「コーラル -手のひらの海-」

コーラル 1-手のひらの海- (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス) TONO

Tags : TONO コーラル

未分類 [ 2009/09/29 09:09 ]