娯楽的な派手さでなく実利のあるアクション
CQC系が観たくて何か映像なりゲームなり無いかな、と思ってたら地味だがそれがいいアクション映画
ボーン・アイデンティティー(第1作)しか観てなかったのでアクション(
CQC)目的で続編の2作を借りて観た。
結論から言うと第1作から監督が代わり以下の2点が目立ちアクションシーンを中心に何をやってるのかわからず骨子は良いのに映像的にのめり込めなかった。
手持ちカメラは箇所箇所なら不安感を煽り有効だけど全編だとただ汚いだけ。
そして被写体がよくわからん内にすぐカットが代わり、同じ人物の場面なのに別人に切り替わったのかと錯覚したり何がしたいのかわからない編集だった。
マットデイモンなど人物の動き自体は大変に素晴らしく、軍隊のそれと同じくただ速く打極投をなす格闘の名にふさわしい動きで、しかもタオルや本の小道具をハリウッド映画によくある打開策記号でなく、きちんと刃物で手を切らない防御として、相手の視界を阻み攻めるため、まさに実戦と言える応用描写でニヤリとしてしまう。地味だけど格好いい。
なのに手持ちで揺れまくりしかもカットが細かいので1つ1つの動きがごちゃごちゃして何をやってるのかわからない実に残念な結果に。
完結話の
ボーン・アルティメイタムは物語の展開も素晴らしく上記の欠点も少しはやわらいでたが、それでも素晴らしい素材をこの2点で潰した印象は拭えなかった。
ボーン・スプレマシーの最後に出てくる端役の女の子=
oksana akinshinaが超可愛らしくて観た後にググってしまったw
この映画を観ると
ダークナイトのアクションシーンが如何によくできてるかわかる。誇張しつつ自然で迫力ある凄い映画だ。
ところで
CQCと言えば
MGSだけど、実はあのゲームのそれは実質組み技なのよね。
素手で接触する距離における戦闘技術=
CQCなので当然打撃も含む。
誇張はあるものの相手の膝や脛を蹴り腕の関節を攻め殴り投げる
バットマン アーカム・アサイラムのアクションこそ
CQCだったりするのよね。
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