五十嵐恵美、和泉順子、磯邊絢子、雄谷志保子、川合ひとみ、小島由希子、三宮美穂、杉村実亜子、中川遊子、矢崎陽子、秋山大樹、大澤歩土、清水那由太、杉浦隆大、関口直仁、並川進士、野村光洋、桧山宗夫、矢野一誠、山際隼人
以下
超時空七夕ソニック・セットリストを参考にし曲目ごとに感想を記しました。
宇宙船着陸、Opening(トルキア)
まずはオープニング。
これまで
菅野よう子が携わったアニメ作品の映像をステージ後ろにあるディスプレイで映像を流しつつ音源をメドレ形式で再生。
関わる作品もそうですが頼んでない曲を書くことで有名な
菅野よう子。
めまぐるしく変わって行く映像と音楽に、出演者はまだ誰も出て来てないこの時点で盛り上がっていた観客、作品で観客の反応の大小がわかりやすかったのが面白かった。
そして映像が出演者陣の紹介に切り替わり歓声も増大。
ちなみに一番盛り上がったのは
あのかたを除いて
坂本真綾でしたw
映像の最後に
あのかたヒヨコ隊長こと我らが
菅野よう子の紹介。
ここで歓声は第一次ピークにw
ちなみに、この映像の編集は
カウボーイビバップの監督
渡辺信一郎が行いました(パンフレット参照)。
音楽はそのまま
トルキアに切り替わり開演。
正直
ド頭の選曲にしては地味!?だと思ったのですが、まさかサビに合わせてエンドステージから
May'n、
中島愛、
坂本真綾、
ORIGA、
山根麻以、今回の華である女性ヴォーカル5人がド頭で揃って出てくるとは思わず、もうここで呑み込まれました。
またドラム
佐野康夫にパーカス
MATAROの凄さに圧倒されてました。彼女たちの歌に伴奏はこの2人で充分なのでは!?と言えるほどのリズムで出演者と観客を煽り乗せてしまう恐ろしい1流の演奏。
そして、彼女たちが歌う
トルキアのラストサビで、
赤いジャケットに身を包み現れたヒヨコ隊長、
菅野よう子。
花道を
赤いグランドピアノを目指し歩み、彼女が伴奏に加わり、ついについに21世紀最後の
超時空七夕ソニックが開幕。
僕は前ライヴ
シートベルツライブ2001 「EARTH GIRLS ARE EASY 最後のウイークエンド」にも参加していたので、演出や曲目もある程度比較などしてしまったのですが、前回が比較にならんほどの規模と演出、あれから1箇月が経ちましたがまだまだ興奮気味に書き記したいと思いますw
ちなみにですが、
tookamiが作ってくださった見取り図があります。以下ステージの名称はこの画像にならって記述します。
僕はこの図で
センターステージの
ター辺りw
左上にあたる
400レベル、410扉10列226席でした。
ユリイカによると、このセンターステージは
ひよこの足を象ったのだそうです。
innner universe
前もって言っておきますが、今回
菅野よう子のMCは1度だけでしたw
だもんで曲はほぼノンストップで次次と流れめまぐるしい空間となりました。
間髪入れず
innner universe。当然歌い手は
ORIGA。
そしてコーラス,ハモには
坂本真綾!!
5人揃った女性ヴォーカルは誰1人下がらずこれからの何かを予感させますが、主題歌で盛り上がるのが必然なのに更に生
ORIGAと
坂本真綾でそれどころでない観客w
また、
ORIGAの歌う姿勢にならって、コーラスで追いかける
坂本真綾も同じポーズを取って歌ってたのが印象的(膝を少曲げて腰を落として声は張ってた)。
演出というよりアドリブっぽい小さなことなんだけど、実際にどうだったかはわからない。
ライオン
これが目当てだったファンが多かったのではないでしょうか(そんなこと言ったら全部そうなんだけどw)。
May'nと
中島愛の若い銀河の歌姫コンビ。
正直
中島愛のフリフリ黄色いドレスはどうかと思ったけど、活動的な太腿
May'nな衣装と対照的で、それは良かったのかなとも思った。
May'nの歌唱力は流石で、むしろこういうところで加速していく生向きな歌手だと改めて思い知らされた。あの年齢でどうしてあんな色気を備えて歌えるのだろうね。
中島愛は正直驚いた。
「生でもここまで歌えるんじゃん!!」とw
今回の歌手の中では、1番弱かったのは事実だけど、それでも必死に食いついて、可愛らしく、幼さを含めた彼女の魅力が最初から見られて、僕は
May'n派だったのに双眼鏡で彼女の姿もかなり追いかけてしまった。
くやしい…でもキラッ☆Player
ここでまた
ORIGAに戻って
Player。
「なんで
Riseじゃないの!?」とか思ったけど、そんなのすぐに忘れたw
ORIGAはもともと主題歌率が高いので彼女が歌うだけで盛り上がるのに出し惜しみせずここで
Playerを出してくる構成にもたまげた。
間奏のラップはインストにアレンジされていて、
山根麻以が観客を煽っていた。
山根麻以はやっぱライブ向きですね。CD(譜面)通り歌ったことないしw
地味だったけどあのズギャギャフレーズは
今堀恒雄のターンだった。
あと、
菅野よう子と言えばストリングスだけど、ヴァイオリン
篠崎正嗣とチェロ堀沢正巳がすげえかっこよかった。
サビ終わりのフレーズを生で聴けるとかどんだけ幸福なのかと観客は。
Want it all back
やっとこ
山根麻以のターン。
言ってしまえば、
May'nや
中島愛や
坂本真綾は不断から露出してるので、今回はそれ以外の出演者が目当てでした僕は。
曲の始まりは正直あまり声が出ておらず、ちょっと残念だった。
しかしそこはステージ上を歩き回り煽る彼女独特の乗りとかでカバーしてたと思う。
伴奏も3トランペット、3トロンボーン、1Aサックス,2Tサックス,1Bサックスとこの曲に相応しいとんでもブラスセクションで、今回の豪華さを物語る曲の1つだったと思う。
What planet is this ?!
そしてシートベルツと言えばブラス、ライブと言えば観客の間の手。
前回の
シートベルツライブ2001 「EARTH GIRLS ARE EASY 最後のウイークエンド」でも盛り上がりに不可欠だった曲
What planet is this。
今回のライブで笑ってしまったのは、なんていうか、どちらかと言うと裏方にあたる演奏者にも色色とさせていたところ。
前回の
シートベルツライブ2001 「EARTH GIRLS ARE EASY 最後のウイークエンド」でも狭いながら歩き回らせて演奏させてましたが、今回の歩き演奏はあんな広いところで、しかも軽く振り付けもあるし、そしてそんなんやりながらあの音圧ある演奏。
そういえば今回、楽器演奏者は
菅野よう子を除いて全員タキシード。
途中ドラム
佐野康夫はたまらずジャケットを脱いて叩いていたのも印象的でしたw
この曲で
本田雅人について語りたかったのですが、済みません、後で聴ける
あの曲のせいでちょっと薄れてしまったので、またあとで。
あと
山根麻以と
坂本真綾が手をつないで
佐野康夫のプレイに乗り乗りだったのがキュンときました。
地球共鳴
まさかこの曲をやるとは!?
アルジュナと言えばこれかエンカだと思ってるので、これがまさか生で聴けるとは思わず感無量。
しかもメロのコーラスは今回出演の女性ヴォーカル陣。
なにこの無駄に豪華な劇中曲。
そして、あの変拍子の曲をよくも叩いてみせた
佐野康夫と
MATARO。
特に原曲でもパーカスが命の曲だったので、イントロのシェイカからばっちり叩いて聴かせてくれた
MATAROにはもう感謝感激。
それから変拍子メロをなぞって追いかけて忙しいヴァイオリンも
篠崎正嗣がいとも簡単に演奏してみせてもう笑うしかなかった。
ここで歌手陣はいったん下がってインストのターン。
piano solo ラクエン
演奏したのは
Wolf's Rainの
ラクエン。
本田雅人がいるにも関わらず、ピアノ1本での演奏でした。
正直あれには舌打ちした。
前回の
シートベルツライブ2001 「EARTH GIRLS ARE EASY 最後のウイークエンド」でもピアノソロはあったのですが、ソロ故に独りで走ってて落ち着きないところもあったのですが、今回はきちんと曲を聴かせる丁寧で落ち着いた演奏。
しかもこう言っちゃなんですが、1度もミスらなかったw
基本的に作編曲としての評価が前面にある
菅野よう子ですが、演奏者としての地力をじっとり見せつけられました。
タチコマの家出
まさかこの曲をやるとはw
この曲自体はオリジナリティがあるわけではないし、はっきり言って地味。
しかしこういう茶目っけもまた彼女の魅力であるし、演奏は
菅野よう子,
篠崎正嗣,そしてフルートは
本田雅人。
ここで
ひよこ風の黄色い衣装に身を包んだ女の子2人組のダンサが登場。
可愛らしくぴょこぴょこ動き回り、ピアノ演奏中の
菅野よう子に近づき鍵盤を叩いて演奏を妨害するっていう演出には笑った。
今回のライブは音楽以外のこういう演出が多く見られ、「飽きさせず楽しませる」という娯楽の根本に徹底している素晴らしいものだった。
途中から手拍子が入っていたけど、この曲は舞台演劇を楽しむようなものだったので、静かにみてたほうがより活きてたんじゃないかと思った。
おかげで揺れた演奏が売りの曲なのに
篠崎正嗣のソロが凄く演奏しにくそうだったし、何でもかんでも絡めばいいってもんじゃなかろうよ観客よw
はとどけい
まさかこの曲をやるとは!?(3回目)
これは事後、帰宅してから「
ああ、あれか!!」だった曲w
菅野よう子らが自らリコーダとよくわからん打楽器群をものすごくいいかげんにピーチクパーチク弾いていた。
菅野よう子と
バカボン鈴木はわかったのだけど、後日確認しましたがあともう1人は
MATAROだったのか。
どうりで独りパーカス系をごちゃごちゃいじりたおしてた筈だw
ってか、キーボードにベースにパーカス演奏者が吹奏楽器って馬鹿だね。
こういう遊びで楽しませてくれるのも
菅野よう子ならではかもしれない。
こういう遊びがあるなら
MACROSS PLUSの【
TEPEE】(
ティーピー)もやって欲しかったなあ。
いずれ、今回のお笑い部門でした。
Cat Blues
これは曲自体は正直あんま面白くない。
いかにも
劇のBGMな曲だし、演奏だけならだれたかも。
しかし、そこはエンタテイナ
菅野よう子、飽きさせない工夫があった。
黒猫に扮した男性ダンサが曲に合わせて
菅野よう子に忍び足で襲いかかるのだけど、
菅野よう子が逆に尻尾を奪い取り逃げ回るドタバタ喜劇をしてみせた。
しかも曲のブレイクに合わせて静止し、また活動再開、というほんと舞台らしい馬鹿らしい動きがあって、今回の演奏以外の楽しみとして1番だったのではなかろうか。
be human
黒猫の尻尾を奪いとりセンターステージのリフトでまんまと地下に逃げ込んだ
菅野よう子。
そして曲は切り替わりこのイントロは、そして、
菅野よう子が消えたリフトが上がって現れたのが、今回のベスト地味衣装
Scott Matthew。
地味な黒めの長ズボンにパーカーといでだちは地味だが、歌声はもう素晴らしく泣かせてくれます。
前曲の喜劇からいっきに哀愁を帯びる曲と歌声。
ひよこ風の女の子2人組のダンサが箱を用意し、そこにゆっくりと腰掛けて、しっとりと歌い聴かせてくれた
be human。
CDでも
今にも枯れて消え去りそうな、なのにしっかりと芯のある歌声で固定ファンを作りましたが、生でも枯れてるのに咲いてる歌声は健在。
ってかむしろ波が強いぶん生のほうが泣けます!!
もともとの声質があんな感じなので、おさえめに歌ってもオケに呑まれず歌声が通っていました。
個人的には
菅野よう子のピアノ伴奏に合わせた
Is It Realも生で聴きたかったんだぜ。
今回の第一泣きポイントでしたw
tune the rainbow
1曲を歌って
Scott Matthewは早くも退散。
「え?もう?」って思うまもなく、ステージには3人の女性の姿が見えました。
センターステージの左右に
May'nと
中島愛がそれぞれ、そして、エンドステージにてライトに照らされた白いロングドレス着た
坂本真綾が!?(この時点では銀河の歌姫コンビは照明がなく影だった)。
銀河の歌姫は客席に背を向けてステージの中央を向いていました。
三人がステージ中央を囲う3角形っと言った感じの立ち位置でした。
そして、ライトに照らされた
坂本真綾が歌いだした曲は
tune the rainbow。
しかもソロでアカペラ!!
菅野よう子プロデュースから離れて、
坂本真綾の妙にキャラを作った歌い方が嫌いだったのですが、今回は割と昔に近い自然な歌い方で、しっとりとしっかりと声が出ていて感動しました。
僕がこのライブにどうしても行きたくなった理由の1つに、
坂本真綾の
WE ARE KAZEYOMIを
観たから、というのがあります。
そして、今回は彼女の生歌と言う点で来て良かった。
CDの綺麗さと生の揺れとが調和された、もう言葉がでない生
坂本真綾ここにあり、と言えるアカペラでした。
「歌詞間違えるなよ・・・」とヒヤヒヤしながら見てた
rukaruru氏に全くの同意です>< w
VOICES
虹が終わってから静かに歌いだしたのは
中島愛。
曲は
VOICES。
歌い始めてわき起こったここでの歓声は印象的だった。
彼女の持ち歌ではないし、それでいて
菅野よう子としては余りに有名な曲。
それを新世代のマクロス出演者が歌う心憎い演出。
しかも声質にもばっちりあっている。
この曲で、彼女の幼い愛らしさと、薄い伴奏でもばっちり生で歌える器量を見せつけた
中島愛。
しかも今回のタナソニに
新居昭乃が観客として
観て聴いていて、その前で
VOICESを歌い切った
中島愛には心から拍手を贈りたい。
俺は
May'n派だけどよくやった!!w
ダイアモンド クレバス
そして、
中島愛の
みっつめの言葉から継いだのは
May'n、
ダイアモンド クレバス。
この曲は前2曲の流れとは別にばっちり伴奏。
あのイントロからだったし、しかもフルコーラスだった。
伴奏のシンセクリスタル系は
菅野よう子の演奏ではなくシーケンサだった模様。
僕は
マクロスFを観ていないけどこの曲で
May'n個人のファンになったので、曲の扱いも良くて嬉しかった。
逆に構成や歌など綺麗すぎて突っ込みも語れるところもないw
gravity
チェロ、ヴァイオリン、フルートのあのイントロを生演奏で聴けるだけで涙ものだけど、
菅野よう子のピアノ伴奏からつながる
坂本真綾のしっとりした歌声に感涙し、この曲はもともと伴奏もおとなしめの綺麗な編曲なのでライブらしさは薄かったのだけど、曲調にあった白いロングドレスを身にまとい歌う
坂本真綾は常套句
歌姫だと酔いしれるファンが多かったのではないかと思う。
この曲はたとえ歌詞を間違えてもファンに気付かれにくい
坂本真綾お得意の曲ではなかろうかw
THE GARDEN OF EVERYTHING ~電気ロケットに君をつれて~
gravityの長いアウトロをBGMに花道を歩みセンターステージへ向かう
坂本真綾。
そして
坂本真綾がセンターステージ【VOCAL】位置に至るや聴こえてくるイントロは…なんと主題歌でもなければ
シングル版tune the rainbowのカップリング曲でしかなかった、しかも
坂本真綾がメインのCDなのに
坂本真綾はむしろバックに回りぎみのデュエット曲
THE GARDEN OF EVERYTHING ~電気ロケットに君をつれて~!!
そして、エンドステージにはフラメンコダンサーのような白地に赤模様の色っぽいカッターシャツを着た1人の男が立っていた。
Steve Conteキター!!
この曲はよほどの信者じゃないと知らないだろうし、かつ
Steve Conteで有名どこと言えば
Wolf's Rain主題歌
Strayなので絶対この曲でくると思ったのに、もの凄く裏をつかれました。
それにしてもこの難しい曲をこの二人は生でよく歌えるな。
基本的にサビで重なって歌うのではなく、インスト曲のように交差しかけあって歌う曲なのに、もうそりゃ見事に歌い上げておりました。
信者比較ではメロディラインがCDと違うところが多かったらしいのですが、もともとかけあいが激しい曲かつ興奮していた僕は気付きませんでした。
サビ後の長いアウトロで
Steve Conteが花道を歩み
坂本真綾に近寄るのですが、センターステージ脇の階段からシルクハットにマントをまとった男(Cat Bluesで黒猫に扮したバックダンサ)が
坂本真綾に近づき、センターステージのリフトに誘導していきます。
坂本真綾のロングドレスの裾を本人含めて踏まないかドキドキしながら観ていましたが、無事にリフトに到着し、マントの男が
坂本真綾の後ろからマントで包みリフトが下がり消え去りました。
坂本真綾の
貧乳スリムな体型に障害物もなく手を前に回せて良かった良かったw
Could you bite the hand
Steve Conteが
坂本真綾に追いつけずにセンターステージに至るや、
坂本真綾が消え去ったリフトが上がり
ギターがステージに現れました。
そして、ストラップを肩にかけギターを持ち右足を大きく踏みならしカウントイン、歌われたのはギター1本でも弾き語り
Could You Bite the Hand。
【
東京で録音し完成していたバンド編成のオケを、アメリカのスタジオ作業中にふと聞いた印象で、ボーカルのアコースティック・ギター1本の弾き語りに差し替える】という逸話でも有名な曲、選曲としてはマイナなほうかもしれませんが、今回編成が大きいゆえに弾き語りというのがまた映える。
流石にギターソロなどはそれほど派手に弾きませんでしたが、それでもあの激しい伴奏と歌を生でこなした
Steve Conteになら
抱かれてもいい(このライヴ後の間もなく
御子さんが産まれたそうです。おめでとうございます)。
Call me Call me
1人の弾き語りを終えるやすぐにギターを放しリフトからも離れます。
そして今度は
Steve Conteじゃなく今堀恒雄のギターストロークが鳴り響き聴こえるフレーズ、
菅野よう子と
Steve Conteと言えば、間違いなくこの曲でしょう
Call me Call me。
今回の歌手陣で1番声が出ていたのが
Steve Conteじゃないでしょうか。
特に僕のいた2階席ではPAの問題もあり、
坂本真綾や
中島愛の声がオケに呑まれて聴き難いこともあったのですが、
Steve Conteに限っては全曲とも歌声が響き、この曲の哀愁漂う控えめなAメロから、叫びにも似た張り上げたサビまで、楽曲としての素晴らしい抑揚と歌唱力が重なった感無量の1曲でした。
ライブ向けに短くアレンジされてましたが、ラストサビ前のあの間奏は健在で
Steve Conteの叫びもまたCD以上に心に響くものでした。
約束はいらない
これまで「じわ」っと「うる」っとは来ても、興奮してたのもあり涙が頬をつたうまでには至りませんでした。
しかし…。
Steve Conteが
Call me Call meを歌い終わり【ピアノ】の両脇にある階段から駆け足で退場すると同時にステージに現れた
坂本真綾(リフトだったか階段だったか憶えてません、ごめんなさい)。
センターステージ上、【VOCAL】位置から
菅野よう子を見て間合いをはかり、そして歌いだされた言葉は
「君を君を愛してる」。
しかも、あのピアノイントロからでなく、
天空のエスカフローネ THE VISION OF ESCAFLOWNEに収録されているしっとりとしたピアノ伴奏と同時に歌う
約束はいらない(TV EDIT)版!!
この曲で
坂本真綾を、あるいは
菅野よう子を知ったファンも多いのではないでしょうか。
このコンビの代名詞と言える曲であり、もはや
17,000人の観客の中に知らない者はいないと断言できる名曲。
菅野よう子が静かなピアノ伴奏をしっとり決めて、そして、
あのイントロに入る時、それを示すためにプレイヤ達を見て目配せしてたのが印象的。
静かな歌声とピアノから一転、鳴り響くあのピアノのリズム。
そしてそれに付き従う演奏者達。
ついに聴けるあの歌が!!
激しく明るく切ないこの曲を生で聴ける喜びに奮えて1コーラスが終わると、
間奏で菅野よう子が突然立ち上がりエンドステージに向かって走りだしました。
坂本真綾はセンターステージで観客を観ながら立って、
菅野よう子はむしろ観客に背を向けてエンドステージに走る。
他の演奏者によってかろうじて保たれている間奏を背景に走る
菅野よう子、意味がわからず固唾を呑む観客。
エンドステージに至るや
『何か』に跳び乗った菅野よう子。
そしてエンドステージにかけられていた幕が上がり
指揮台に乗った菅野よう子の動きに合わせて突然荘厳な音が鳴り響き、僕たち観客はまさに度肝を抜かれました。
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団だあああ!!
菅野よう子に限らず、日本のアニメや映画などサントラ系のオーケストラは勿論、国内外で評価され、そして勿論
菅野よう子のオーケストラ曲に欠かせぬ、あの
ワルシャワフィルが、わかってたのに、今回は他の出演者と一緒にしれっと記載されていて、一瞬我が目を疑った出演者、あの
ワルシャワフィルがついにお目見え。
菅野よう子が指揮し奏でられる
ワルシャワフィルの
約束はいらない。
この間奏部で僕は感極まって
(´;ω;`)ブワッと泣いてしまいました。
そしてそのまま
ワルシャワフィルが加わった伴奏に乗って
坂本真綾に歌われるラストサビ。
この時はっきりと、今日この時を過ごせて、来られて良かった、1生の思い出と言える1日なんだ、と思いました。
ところで、この曲に関しては、
とーかみにっきに掲載されている【
チキュウ……チョウヒサシブリ】の感想文がとても素晴らしいので是非1読あれ。
ラストサビに関する感想の表現が余りに素晴らしく引用したいくらいでしたw
射手座☆午後九時Don’t be late
坂本真綾と
ワルシャワフィルの
約束はいらないを生で聴ける奇跡に驚いていいのか喜んでいいのかわからぬ観客をほっぽって、演奏が終わるとすぐに幕は下がり
「え?ワルシャワフィルもう終わり!?」とこれまた観客の度肝を抜きましたw
しかし、そんな突っ込みを許さぬ叫びとイントロがすかさず聴こえました、
「私の歌を聴けぇ!!」射手座☆午後九時Don't be late。
今回
May'nの扱いが良かったと思います。
と言うのも、構成上の問題で短くアレンジされた曲がある中、彼女の持ち歌
ダイアモンド クレバスとこの
射手座☆午後九時Don't be lateはフルコーラスで、存分にあの若く艶かしい歌声を響かせていたので。
今回の若い女性陣では、幼い
中島愛、ニュートラルな
坂本真綾、そして艶かしい
May'nとそれぞれにキャラが際立った声が揃いながら、3人の中じゃ1番衣装が地味だったけど、その中でバラードだけじゃなく観客を煽りに煽って乗せるに乗せて引っ張って行くチカラを、この曲で見せつけてくれました。
マクロスF未見の僕も
「もってっけー」と頑張って声をあげてきましたよw
星間飛行
ここで1度演奏はストップし軽いMCが入りました。
つっても
菅野よう子じゃありませんけどw
中島愛「ねえねえMay'nちゃん、みんな、アレやってくれるかな?」
May'n「アレ?うぅん、みんな、やってくれる!?」
と観客を煽り、そして
中島愛のかけ声に観客も応えます
「みんな!抱きしめて!銀河の!はちぇまれ!」僕は原作よく知りませんけど、
中島愛と観客、
17,001人の「はちぇまれ」が響いた
さいたまスーパーアリーナは圧巻でしたよw
この曲でライヴらしい心憎い演出がありました。
僕ら観客が知ってるCDと同じく、愛らしい
中島愛の歌声に乗せられ、そしてサビ前のアレ『
キラッ☆』は勿論17,001人で声をあげたのですが、曲の間奏(イントロと同じフレーズ)でループに入り、シートベルツメンバ紹介。
そして紹介したメンバごとに『
キラッ☆』をさせてましたw
そして、エンドステージ壁面にあったディスプレイに『
キラッ☆』用の
3,2,1カウント2頭身ランカ映像が流れていて、メンバ紹介ごとに、そしてメンバ紹介後には、「左の客席のみんな準備はいい?」「右の客席のみなさん準備はいいですか?」と正直何回やったからわからないほど『
キラッ☆』の応酬でした。
僕は
May'n派だったのに、
くやしい…でもキラッ☆超特盛りメドレー
May'nが
自身のブログでも語っていた試練、エンドステージに現れた20人のコーラスを背景に歌うアカペラの
Genesis of Aquarionから始まった超絶メドレー。
超特盛りメドレー
- Genesis of Aquarion
- What 'bout my star?
- 愛・おぼえていますか
- 私の彼はパイロット
- Welcome To My Fanclub's Night!
- プラチナ
- rise
- インフィニティ
- ヘミソフィア
- beauty is within us
- ELM
- 奇跡の海
- After, in the dark
- RAIN
- 蒼のエーテル
- Gotta knock a little harder
- 指輪
- THE REAL FOLK BLUES
ワルシャワフィルで充分驚いたのに、このコーラスの人数にも驚きました。
出演者にある通り20名からなる厚いコーラスに支えられながら英語と日本語が交錯する歌詞と、そして揺れに揺れるアカペラをひるむことなく、むしろ自由に歌いまわした
May'n。自分の持ち歌でもなく、これまで仕事ですら関わってなかった曲を、よくぞここまで。あるいは彼女の持ち歌だと思いながら聴いていた観客もいたのではないでしょうか。それほどまでに圧倒されました。
そして曲は
What 'bout my star?に展開。センターステージに移動しつつ、ここで
May'nが
「今日限りのスペシャルミラクルなんとかメドレー!!」みたいなことを言ったんだけど正確な題名は忘れましたorz。
中島愛はあらかじめセンターステージで待機、銀河の歌姫コンビがセンターステージにて歌いそして【
愛・おぼえていますか】。ライブ向けの割と派手なアレンジでした。
私の彼はパイロットはCDのメドレーみたいに、割とつなぎみたいな軽い扱いでしたw
ここにきて【
Welcome To My Fanclub's Night!】。曲の決めは
「SEATBELTS on STAGE」でしたよ!!
続いてセンターステージにいる
中島愛と
May'nから『
I am a dreamer』という歌声にわき上がる歓声。そしてエンドステージが照らされて、そこには
七色の千羽鶴・
坂本真綾!! 曲でテンションがあがる客席でしたが、僕はあの衣装に笑ってしまいました。フレアスカートみたいに広がったワンピースドレスだったのですが、先述の通りギザギザした凄い
七色の千羽鶴でした。メドレで短めのアレンジながら1コーラス後にDメロまでやってくれて【
プラチナ】ファンとしては嬉しい限り。
曲順としてはすっとばされていた
Riseがこの盛り上がりでやってくれました。リフトから現れた
ORIGAがロシア語と英語が交錯するこの熱い曲をまさしく熱唱。これが生で聴けるなんてねえ。ちなみにハモは
坂本真綾がやってましたよ!!
主題歌が続きテンションが上がる中、そのテンションを落とさずむしろ煽るほどの人気である挿入歌【
インフィニティ】。勿論
中島愛と
May'nのデュエット。
個人的に驚いたのはこの後の曲
ヘミソフィア。正直この曲は余り好きじゃなく、
坂本真綾の
主題歌としては失敗というのが僕の感想だったのですが、生で聴いて吃驚
「あれ?こんな格好いい曲だったけ!?」と。これはCDの打ち込みリズムじゃなくて佐野康夫のドラムを筆頭に1流のリズム隊の功績かなと思います。あれだけドンドコ聴かされたらもう乗るしかない。
ここでノリノリの曲から一転【
beauty is within us】。
Scott Matthew2度目の出番です。今回男性歌手である
Steve Conteと
Scott Matthewは衣装替えがなく、最後までパーカーでした
Scott Matthewは。
be humanとは異なり、この曲はアルペジオの伴奏から最後に
4つ打ちが入り激しくなるのですが、その展開もきちんとされていて短いながら印象深い1曲でした。
更に個人的に好きな曲が連続してキャーキャーでした【
ELM】。伴奏のギターは今堀恒雄。そして
スキャットメロを歌い上げるは
ORIGA。CDは男性でしたが、女性が歌うとまた別の美しさが際立って、またハモに
Scott Matthewというもはや泣くしかない1夜限りの曲でした。
「イェイイェイイェー」のコーラスが鳴り響き
「このイントロは!?」と即座に巻き起こる歓声に呑まれる【
奇跡の海】。しかしイントロだけでした!!orz
続くPadのコードと鳴り響くドラム、この曲は【
After In The Dark】。このメドレはずっと後ろにあるディスプレイで曲ごとのアニメ作品の映像が流れていて、その映像
プラスめったに聴けない
山根麻以の歌声、しかもこれが!!っと興奮したのにこれもイントロだけでしたorz
煽るだけ煽って引っ込んだ【
After In The Dark】に続いたのは、
劇中と
CDで収録されている歌手が異なった【
RAIN】。
劇中は
山根麻以、
CDは
Steve Conteが歌っていたのですが、今回は
Steve Conteが先に、そして
劇中は
山根麻以が後を継ぎ、更に2人で合わせて歌うという、これ以上ない豪華な【
RAIN】でした。
中島愛と
May'nが
菅野よう子の赤いピアノの隣に立ち挟む形で歌われた【
蒼のエーテル】。
菅野よう子のピアノ伴奏に乗って歌う
中島愛ですが、なんと
May'nがカウンターで
ダイアモンド クレバスの歌詞を歌うほんと容赦ない演出。
菅野よう子のピアノ伴奏のみで続いた【
Gotta knock a little harder】。薄い伴奏ゆえに、フリーテンポで自由に歌う
山根麻以。フレーズごとに間をとる
山根麻以と
菅野よう子に、拍手ではなくピーピーヒューヒューと実に気軽い、距離を感じさせないここでの歓声も印象的でした。そしてサビにて他のリズム隊も加わり
山根麻以の本領発揮。
ヘミソフィアとは違い、むしろこれは欠かせないだろうと思っていた【
指輪】。この曲はマイナアレンジが多く、聴く度に違う歌声と伴奏が聴ける曲ですが、
やっぱ生は違う。メドレの締めは【
The Real Folk Blues】でした。この曲はアニメらしからず歌謡曲臭いのですが、作品と歌手の力もあり高い評価を受けています。僕は
SEE YOU SPACE COWBOY NOT FINAL MIX MOUNTAIN ROOTのほうがリズムの活きた編曲で好きなのですが、今回の演奏者で生を聴かされたらもう何も言えません。男の哀愁をテーマにしながら、それを力強く切々と歌いこなす山根麻以。この人は間奏などで張り上げる声が格好いいですね。後述する曲
BLUEでもそうですが、「Ah」とか「Uh」とかただ声を出すだけで痺れる。サビ前のブラスも生でこれだけの人数でやられたらもうたまりません。
エンドステージに移動する山根麻以。そしてセンターステージにとどまる坂本真綾。そして坂本真綾から発せられたコーラスフレーズ。
シートベルツライブ2001 「EARTH GIRLS ARE EASY 最後のウイークエンド」でも披露された組み合わせですが、今回は伴奏の厚みが違うのでやっとCDに勝る生を聴けました。前回は伴奏が薄くて正直A^^;
カウボーイビバップの最終回のED曲であり、思い入れから涙する者、そして曲そのものに奮える者、それぞれだったと思いますが、生で絞り出すように歌った山根麻以は素晴らしかった。僕はCDを聴いては
「Please」のところで泣いてしまうのですが、今回はサビ後のコーラスでエンドステージの幕があがりワルシャワフィルが伴奏し、坂本真綾のコーラスの裏で「Ah」「Uh」と声を絞り出す山根麻以。今回歌う曲数は少ない者の歌手陣の中でおいしところを全部持って行きました山根麻以。
あの人を除いて。
アンコール
エンドステージの幕が下がり、間もなくアンコール。
下がった幕の合間からひょっこり現れた
菅野よう子。
ひよこを模したでかい尻と足を身につけて演奏者を従えセンターステージへ行進しながら、この曲。こういうところに日頃ミュージカル好きを公言している
菅野よう子の特性が出たかなと思います。曲そのものはさして面白くありませんが、こういう単純なBGMに合わせて、出演者とは言え作編曲が仕事である
菅野よう子が着ぐるみのような衣装を身につけてあっちこっちに歩き回りけったいな姿を見せ我々観客を楽しませる。しかも演奏者にも振り付けやらなにやらを憶えさせて、やりたいほうだい。
先ず笑ったのは、前曲の演奏終了後、行進の先頭だった
菅野よう子がピアノに走るや着ぐるみをあくせく脱いで後ろにさがるダンサに渡していた事。あの慌てっぷりったらなく、足に関しては脱いで投げつけて渡してましたw
そして着ぐるみを脱いだ
裸足の
菅野よう子がピアノに着席し演奏開始。
シートベルツはそもそもカウボーイビバップから始まった企画であり、そして作品を象徴する曲と言えばこれです。僕は今回カウボーイビバップに限らないラインナップと知りながら、それでもこれを最初に持ってくると思っていたのですが、ここに来てこの曲で吃驚。
イントロが響いた時の歓声と言ったらありませんでしたね。「待ってました」と言わんばかりの歓声にあの激しいイントロすら薄まったくらいでしたw
圧巻は本田雅人のサックスソロ。ジャズ系らしく2回し目にはテーマではなくソロだったのですが、やはり極めつけはエンドのソロでしょう。CD音源では2小節強しかないソロを伴奏無しで1分も吹いていたのに笑いました。
ワルシャワフィルのメドレー
- Vision of Escaflowne
- White Falcon
- Flying Dragon
- High Spirit
- Dance of Curse
- Shiro, Jong tails
- Dog Fight
- Vision of Escaflowne
- Story of Escaflowne
- SMS小隊~あの娘はエイリアン~
TANK!が終了後、篠崎正嗣がメロ演奏する
バーバリアンをBGMにエンドステージへ走る
菅野よう子。そして至るや幕があがり、ついにワルシャワフィルのターン。
20人のコーラスもワルシャワの後ろに配され、まずはそのコーラス
Vision of Escaflowne演奏開始。ゆっくりと静かに力強く歌われるコーラスから激しく転じたワルシャワフィルの
White Falcon。
前者がメインテーマだけのに対して後者はフル演奏してくれました。そしてそして今回ワルシャワフィルが来ると聴いて絶対やる、聴かせて欲しかった曲
Flying Dragonが響きます。思わず「うおぉ」と声を張り上げたのですが
イントロだけでした!!あのストリングスのメロを聴きたかったのに…orz
続く
high spiritはイントロだけのショックであんま憶えてません(え
このワルシャワメドレは4/10曲が
エスカフローネと1番割合が高いのですが、20人のコーラスとワルシャワフィルの
Dance of Curseは凄かった。生でこれが聴けるなんてもう2度と無いでしょう。ティンパニやチューバなど低音が響き、かつストリングスとコーラスが観客を圧倒し、トランペットが猛々しく鳴り響く。
激しく盛り上げたところで更に
Dog Fightで畳み掛け。この曲はCD音源が古いのもあり、実はそれほど厚みや迫力がありません。しかし、今回のワルシャワに向けた編曲と演奏により、今に即した圧倒的な迫力で初めてこの曲で奮えました。
また
Vision of Escaflowneに戻り、実質メドレの最後を飾るのは
エスカフローネの最終回の最後に流れた
Story of Escaflowne。このメドレは演奏に合わせて例によって作品の映像が流れていたのですが、この時はしっかりと曲が流れた場面がフルで映されていて、もはや言葉もありませんでした。
慾を言えば、最後に坂本真綾に生で
「私、元気だよ」を言って欲しかった!!w
そして演奏が終わると曲の開始だけ指揮し、センターステージへ向かう
菅野よう子。ワルシャワとコーラスで演奏されるのはこれまでの感動を台無しにする
SMS小隊~あの娘はエイリアン~w
この曲をBGMに出演者全員がセンターステージに登場。
今回やっと声を聞かせてくれた
菅野よう子の初MCですが、第一声が余りに酷い。
「菅野よう子でした」え?終わり!?www
と相変わらずの脱力声にて
「今日は皆さん平日にもかかわらず、こんなにいっぱい来やがって、どうしてくれましょうか」と愛想が良いのかそっけないのかよくわからんいつもの愛嬌で、出演者と観客への感謝を述べていました。
Steve Conteと
Scott Matthewにはそれぞれ英語で話しかけ、驚いたのはエンドステージを向いてワルシャワフィルにポーランド語と思われる言葉で話しかけていた事。この人何箇国語話せるんだ?
アナタノオト
菅野よう子が「しばらくつないどいて」とマイクを中島愛にあずけたのは笑いました。アコーディオンを身につけた
菅野よう子を確認し、中島愛が「みんな、この曲を一緒に歌ってくれる?」と煽って演奏されたのは
アナタノオト。伴奏は
菅野よう子のアコーディオンに今堀恒雄のギターとMATAROのパーカッションのみ。中島愛の歌に乗せて、センターステージを左右に歩き回り、観客に挨拶する出演者達。まるで
にこにこぷんのエンディングのような雰囲気でちょっと笑っちゃいました。
ここでライヴらしい演出で、今回販売されたグッズ
ひよこを観客に構えさせ、「アヒルの音♪」と歌って
ドクンドクンドクンの代わりにそれを鳴らせてました。アヒルじゃなくてひよこじゃね?とも思いましたが、まあそれは良いでしょうw(ひよこじゃなくアヒルって言ってましたよね?)
菅野よう子を除く出演者が退き、ピアノ演奏から始まった曲。既に
Piano Solo(RAKUEN)でしっかりと聞かせたピアノ演奏ですが、決めどころでまたもしっとり曲でこの日の終わりを少しずつ惜しませ、そして途中からはワルシャワフィルも加わり、ピアノからエンドステージへ移動、裸足のまま指揮する
菅野よう子。飾らず図太く逞しく、どちらかと言うとほろっと言わせる曲でありながら、どこか根強さも感じさせる、実に彼女らしい指揮が印象的でした。
指揮台からおりると、エンドステージにいつの間みかあったスタンドマイク。そこに立つ
菅野よう子。
指揮台には篠崎正嗣が登り、そして、静かに歌いだされる声。
これまでファンの中で
菅野よう子であると暗黙の了解だったものの公式な情報は一切無かった
Gabriela Robin。
今回出演を発表し、これを待ち望みつつ、信じられないファンも居たのではないでしょうか。
菅野よう子が裸足で、両手の指を胸の前で組み、切々と
Gabriela Robinとして歌う
Moon。
あるいは会場の客の中には意味がわからなかった人も居たかも知れません。
正直、声は多少ぶれてましたし、所所で張りもありませんでしたが、これまでピアノ,キーボードを演奏し、衣装を着て踊って、ステージを駆け回ってはオーケストラを指揮し、アコーディオンを担いで演奏し、あの脱力声で語りかけ、そして、最後の最後に自ら歌う。
ゴールデン器用(
または金の小手先)を自称するにふさわしい素晴らしい、凄まじい働きでした。
歌い終わり、ワルシャワフィルの伴奏の中、ステージ後方に静かに歩み下がる
Gabriela Robin。
演奏が終わり、幕が下がり、その幕には最後、照明によって満月が映されていました。
そして、照明が明るくなり、それまで体感してきたものが思い出に変わる「本日のプログラムは全て終了しました」のアナウンス。
ちなみに、このプログラムの開始と終了を宣言したアナウンスの女性、2度とも
「本日は、ヨーコカン…ニョ…菅野よう子シートベr…ルツ」って噛んでました。
以上です。
とても素晴らしい夜でした。
ブレンパワードのSparkが無かったとかこれまでの功績が多い故の我が儘な不満もありますし、裏話や余談など気になるところですが、VIP席に居た人物などは
【超時空七夕ソニック】の出演者&VIPのブログ記事まとめを参照して頂いて、後日メディアで唯一
超時空七夕ソニックについて
ユリイカ語った
菅野よう子の言葉で僕のとりとめの無い長文を終わります。
インタビュア「今回は出し切った、という思いもあるからですか?」
菅野よう子「出し切った、というのとは違うんです。あれでも予算の問題等々で、やれたのは、やりたいことの六割くらい。シャボン玉を降らすとか、ピアノを上から落っことすとかしたかったんだけどできなかった(笑)。だから、出し切ってはいないんだけど、やれるところまで、やることはやった。それはスタッフのおかげですね。いいスタッフだったでしょ?」
最後に、ありがとう
菅野よう子。ありがとう
シートベルツ。
それでは22世紀にお会いしましょう。
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