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長身女と短身男の擦れ違い四角関係ラヴコメ『リカってば!』の最新刊 このエントリーをはてなブックマークに追加

リカってば! 3 (3) (まんがタイムコミックス) (コミック) 長谷川スズ長身女と短身男の擦れ違い四角関係ラヴコメリカってば!の最新刊が発売されました。表紙の佐倉利夏が男前過ぎる。拳握ってるしw 前巻の展開から、てっきり今巻で最終巻だと思っていたのですが、意外とまだ続くようです。前巻は男性(塚田)の切ない展開から、今巻は女性陣営の展開が熱い。正直、塚田の展開には(゚Д゚)ハァ?でした。折角前巻で男をあげたのに、幾らなんでもアレはないだろう…と私見。しかし、佐倉と安曇は素晴らしい、タイマン熱い!!
それにしても、安曇の人気は今巻で揺らぐのではないだろうか。ちまっこく初々しい如何にも男受けする女性と思わせて実は図太い電影少女(ビデオガール)のもえみを彷彿とさせました。
他の方がアマゾンレビュウにもありましたが、余り引っ張らずにあっさりと完結させた方が作品としては良いだろうと思います。次巻で決着をつけて欲しいところ。
以下は今巻の語録。
安曇「言わなきゃ良かった。何で言っちゃったんだろう? 言葉は口から出たら元に戻せないのに」

佐倉「やだ! 絶対やだ!」
塚田「…やだってお前…(ちくしょー可愛いじゃねーか……)」
安曇は今回良かった。今迄はうげぇって思っていたけれど、今巻で惚れた。
佐倉はキャラ変わり過ぎだと思うw

Tags : リカってば! 長谷川スズ

感想(考察) [ 2008/07/08 04:05 ]

江戸の悪霊祓い師 このエントリーをはてなブックマークに追加

新編 江戸の悪霊祓い師 (ちくま学芸文庫) (文庫) 高田衛1991年-刊行。解説・小松和彦。
祐天浄土宗総本山増上寺36世。
死霊解脱物語聞書-元禄3年(1690年)。
古今犬著聞集

浄土宗-総本山-知恩院(京都)
浄土宗-総本山-増上寺-「大門(だいもん)」は増上寺の総門のを指す。

下総国(しもうさのくに)飯沼の弘経寺
寛文12年(1672年)正月から4月(旧暦?)

河川=水神(土着宗教)。
女権。

憑霊=貨幣制度の利鈍、外来宗教(仏教)と土着宗教(神道)との狭間発生した軋轢(葛藤)が招いた現象。

Tags : 江戸の悪霊祓い師 京極夏彦 小松和彦 高田衛

感想(考察) [ 2008/07/03 21:37 ]

小説の文章以外の演出、小説版『ひぐらしのなく頃に解』 このエントリーをはてなブックマークに追加

ひぐらしのなく頃に 解 第二話~罪滅し編~(上) (講談社BOX) (単行本) 竜騎士07 ともひ講談社BOXから発売されている小説版ひぐらしのなく頃にが面白い演出をしているそうです。

小説版ひぐらしのなく頃に 「世界初!“祟り”発現システム」

小説(ライトノヴェル)では擬音や科白などのフォントを変えた演出がありますが(僕は好きではない)、ここまで大々的に頁に細工した演出は珍しく面白いと思います。
…と言っても、読んでいませんがA^^;
似たような演出では、漫画20世紀少年では、本編に登場する置手紙が栞として頁に挟まっていて思わず声をあげてしまいました。
上記の演出とは異なりますが、小説の挿絵では、塩の街の見開き2頁には思わず声を(ry
あれほど必然的な挿絵に未だ出会ったことがありません。
ひとくちに小説(文学)と言っても分野は様様ですから、それ故に、こういう文章以外の演出が練られていくのも面白いと思いました。

Tags : ひぐらしのなく頃に 小説 竜騎士07

感想(考察) [ 2008/07/02 16:37 ]

コムプレックスに対して このエントリーをはてなブックマークに追加

・セーラー服+ズボン

アルファルファモザイクの記事なんですが、二宮ひかるの初恋に収録された『ひまわり』を思い出しました。
事故により腹の肉が一部抉れてしまい、その傷を持ったまま過ごしている女子高生。
ひょんな契機にて男の子とラブホへ行きセックスをしようとします。傷を見せた上で──
「こんなカラダでよかったらね」
貧乳好き=貧乳にコムプレックスを持つ女の子好き、なのは善く知られているわけで、例えその人にとって瑕疵でも、愛しく思うことだってと思います。
想う人が居ることで、多少なりとも救われる人が居るならば、もう言うことはないのですがね。
二宮ひかるの『ひまわり』を例に挙げれば──
こんな私でもセックスできるんだぞーって
ザマーミロ!!ってね
二宮ひかる 初恋 ひまわり

Tags : コンプレックス 二宮ひかる 初恋

感想(考察) [ 2008/06/25 18:49 ]

グッと、キュンと、ブワッと胸に来る、谷川史子の短編『草の上 星の下』 このエントリーをはてなブックマークに追加

谷川史子 草の上星の下少女漫画家、谷川史子の短編集。
僕は谷川史子の作品は、本作以外にはくらしのいずみしか知らない俄かですが、本作もグッと、キュンと、ブワッと来ます。

内容は4話からなる短編で、梗概は以下。

1.草の上 星の下
姉妹の物語。容姿端麗、周囲(家族)に愛され御姫様あつかいの姉にコムプレックスを持つ妹が主人公。妹は24歳で、立派な社会人。大学時代から付き合っている彼氏も居て、順風満帆。しかし、結婚して旦那の転勤(スイス)に付いて行った姉が、突然実家へ帰宅。帰宅の理由も話さず、しかし、父も母も姉の突然の帰宅をただ喜びます。妹からすれば、仕事もせずに家にいて持て囃される姉が面白くない。挙句、自分の彼氏までが「きれいな人だなあ」との発言。堪りかねた妹は――。
2.サルビア
夫婦の物語。旦那の所持する本に挟まっていた、旦那と女性の2ショット写真を見つける。写真の相手を旦那に問い詰める主人公。その写真の女性は――。
3.プリズム
教師と生徒の物語。担任に惚れた女生徒。積極的に接しても全く相手にされず、ついに自宅にまで押しかけるも、その教師宅には女性が居た――。
4.春が来たなら
親子(父と娘)物語。作家の父親と、その担当編集が彼氏の女性。母が早くに亡くなって父と娘の2人暮らしが続いていた。そこへ、担当編集である彼氏がプロポーズをしてきた。父を置いて出て行くのか、彼を置いて父と過ごすのか、娘の選択は──。
女性向けの作品故に、葛藤する女性(主役)に対して、男性は1歩先を行っています、精神的に。
しかし、その男性達が、御都合主義の万能キャラではなく、主人公(女性)よりも1歩先を行っているのは、女性への想いや覚悟がある故に滲み出た行動なのだ、と男女偏りなく丁寧に自然に描かれています。
主人公である女性陣の愛らしさに加え、男の僕からみても格好いい男性達。
正直なところ、僕はどちらかと云うと男性に胸を打たれましたw
特に打たれたのは以下の名言。

「俺にあやまれ。俺の恋心にあやまれ!!」

「待ちますよ。待つのは編集の得意技ですから」

谷川史子は、随分と藝暦が長い作家なのですが、僕は先日発売されたくらしのいずみで知りました。
くらしのいずみで惚れ込み、今は過去作を漁りつつ、今回の新作も。
僕の周りには谷川史子の既読者がおらず、語り合える戦友(とも)がなく寂しい限りです。
グッと、キュンと、ブワッと来る谷川史子作品。男女不問、推奨。

くらしのいずみ (ヤングキングコミックス) 谷川史子草の上星の下 (クイーンズコミックス) 谷川史子

Tags : 谷川史子 少女漫画 クイーンズコミックス

感想(考察) [ 2008/06/24 22:53 ]