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思ってたより笑えない。でもラストシーンはガチ。【その男ヴァン・ダム】
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若本規夫
が日本用のCMナレーションをしてるのも印象的な【
その男 ヴァン・ダム
】を観ました。
この作品、僕は
ミスト
のDVDを借りた際にCMで知って、今回借りて観たのですが。
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■自虐ネタ、パロネタは思ったよりも
自虐ネタやパロ的ネタは思ったよりも少なく、正直
トレイラ
で全部見せちゃってる感じ。
僕は
トレイラ
でこの作品に惹かれたので、その点では物足りなかった。
■しっかりと金のかかった作品
いわゆる
落ち目
だとかなんだとかを描いてる作品なんだけど、映像は凄く綺麗だし、カメラも上等で、ハリウッド的な派手な爆発は無くともしっかりとアクション映画的な要素があった。
気になったのは編集で、時間経過を示すために
同じアングルで細かいカット
があるんだけど、逆に時間が短くただの会話なのに
同じアングルで別のカット
とかよくわからんところが目立って、NGだったなら撮りなおせばいいし、演出だとしてもただ切れてるだけで人物の格好や表情が突然変わるのは違和感だけで勿体なかった。
■素晴らしかった音楽
音楽は素晴らしく、本作が意外にも緊張感をよく保っていて、ある意味ではしっかりと出来てるだけに失敗してる要素を、
音楽がうまくB級的な軽さを演出し
この映画の売りにしっかりと貢献していた。
■アクション映画じゃないよ
本作は「
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
まだまだすげえぜ」って話じゃない。
意外にも作品全編を通して、
彼はヒーローじゃない
。
かと言って凄く掘り下げてくどくど人物紹介するわけでもなく、アクション映画というには地味だけど緊張感がありつつ、ドキュメントと言うほどには深くも無く、ネタ要素は少ないながら事実と虚実の混ざり具合、この組み立ては実に見事だった。
そして佳境での独白。
ここでそこまでしますかと。
■ラストシーンはガチ
この作品、
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
という人物を主題にしてるのに、その主役に対する誤解や何やらが作品内で解決されない、かなり辛辣な最後だ。
彼の売りであったアクションも全然見られないし、その上ヒーロー的な展開も活躍もない。
あるのは事実と誤解の重ね合い。
これはフィクションとしてどうなんだろう。
と思いつつも、世間的な一往の解決後、彼が迎えた境遇と、そして、最後の…。
正直ここまでのドラマを見せられるとは思ってなかった。
彼のあの表情を見られて、そしてスタッフロールとか、最初「え?終わり?」って思った。
だって真実的には解決してないし、彼はあの境遇で、最後に見出せたものも、観客的にはいいけど、登場人物的にはきついだろ、と。
でも、結局最後のあれ、あれが物足りなかったネタも娯楽性の薄いところも全部呑み込んでしまった。
あれは観客にとって演技であり、そして作品にとって真実。
事実と虚実を混ぜた作品の中で、しっかりと人物の思いと、そして観客に思わせる、正直期待されていなかった側面での1流っぷりを披露した。
あれだけでもう充分。
ラストシーンはガチ
。
■蛇足
ところで、彼はベルギー出身だったんだね。人種だのなんだの知らないし興味は無かったけど、それでも意外だったしそういう点でも面白かった。今回、オリジナル音声がフランス語で驚いたんだけど、なんかへぇって感じだった。
あとハリウッド映画の敵となる人種に対する批判とか面白かった。
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彼はヒーローじゃない『The Dark Knight』( ダークナイト)観てきた
関連リンク
◆
映画『その男ヴァン・ダム』オフィシャルサイト
◆
ジャン=クロード・ヴァン・ダム - Wikipedia
◆
米映画批評『 その男ヴァン・ダム 』|岡本太陽氏
Tags :
その男ヴァン・ダム
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
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[ 2009/05/23 19:02 ]
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