TOP Page > 感想(考察)
TOP Page > 感想(考察)

スポンサーサイト このエントリーをはてなブックマークに追加

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 [ --/--/-- --:-- ]

【BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA】が派手なのに地味で燃えない理由 このエントリーをはてなブックマークに追加

自分はプレイしていない。だからプレイした感想ではなく、プレイしたいと思えない理由になる。
  • キャラの動画枚数が少ない
  • キャラデザ(絵柄)と言動(台詞)が格好悪い
  • 効果音が少なくしょぼい
  • 背景やエフェクトが派手だが、人物の枚数が少ないのと、技の演出で拡大縮小や背景の揺れなど無いので、派手なのに地味
トレモやマッチング環境やネトゲ的UIは凄いと思う。1格ゲーにしては過剰とも言える仕様に驚いた。

感想(考察) [ 2013/10/29 11:08 ]

アニメ【ゴールデンタイム】EDが素晴らしい理由を考えた このエントリーをはてなブックマークに追加

映像

主人公とヒロイン(加賀香子)の限定された世界でありながら、主人公を見せず、主人公と視聴者を同化させながら、主人公にしか見せないヒロインの姿と、主人公すら知らないヒロイン1人の姿を見せる。しかも、ヒロイン1人の姿が男を意識しない素でありながら、男が見たい奇麗な逡巡してる姿。男を意識せず男に見せずに男を思っているという実に都合の良い女像とも言える。ロードス島戦記 OVA EDを連想した。作品自体は白鳥麗子でございますを連想した。

音楽

所々で違う動きをしているが、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビの全てが Db Eb C Fm の4コード進行。これは曲単体の魅力というよりR&Bの面白さというか、編曲の妙というか、メロではなく伴奏こそが主題であり、同じ進行でありながら抑揚がきいている仕上がり。OPは曲先か詞先か知らないが、あとに作られたほうが先に作られたほうに合わせる気が全くない感じが酷いと思う。合唱の部分も、メロや曲調とは関係なく作業的に繰り返されるだけで、掛け合いという感じが全然せず、合唱部分が浮いていて気持ち悪い。その点EDはメロと歌詞の音符数と文字数が無理なくあわせられて歌いにくい聞きにくい箇所ない。

感想(考察) [ 2013/10/29 11:01 ]

坂本真綾「光あれ」マスタリングの違いを比較してみた このエントリーをはてなブックマークに追加

比較したのは異なるCDタイトル2枚。 少年アリスeverywhere
比較方法は坂本真綾「約束はいらない」マスタリングの違いを比較してみたと同じ。
2枚のCDをリッピングして、apple Logic ProのプラグインMultiMeterで表示。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21670404

動画の見方

左に見える棒グラフは周波数ごとの音量。
x軸が周波数でy軸が音量。
グラフの色は、水色が少年アリスeverywhereの重複してる音量。青色が少年アリスのほうが大きい音量。灰色がeverywhereのほうが大きい音量。

右のグラフ

右に2本1組で2つ並んでるのは、ステレオの総音量。上部の青色がPeak。下部の水色がRMS
左が少年アリス。右がeverywhere

少年アリス > 越えられない壁 > everywhere

両者を比較すると、少年アリスは高音が奇麗で歌声がはっきり聞こえる。 everywhereはベースやギターが大きく聞こえる、というより歌声が少し小さくこもってる感じ。その理由は主に2点。

1点目

左の周波数グラフを見ると、音域(周波数の数値)が低い箇所の音量が大きいのはeverywhereで、500hz前後もeverywhereのほうが大きい。
対して少年アリスeverywhereに対して万遍なく大きい。そして特に2000hzから8000hzは少年アリスのほうが大きい。これが少年アリスが圧倒的に勝っている理由。
というのも、音響には等ラウドネス曲線という考えがあって、人の耳は3000hz前後の音が1番大きく聞こえるようになっている。最近のTV番組や映画などはこれをデジタルで管理して、等ラウドネス曲線にもとずく統一規格で調整されている。 everywhere少年アリスにあった音が無くなっているわけで、しかも、無くなっている音域(周波数)が3000hz周辺なのだ。

2点目

everywhereは聞こえやすい音が小さくなったのに、右のグラフである総音量、RMSは少年アリスより大きい。-10dBFSをこえてる時もあって無駄に大きすぎる。つまり、聞こえやすい音が小さくなって相対的にそれ以外の音が大きくなっているのに、更に音源(データ)の音量も実際に大きくしているから、少年アリスと比較するとごちゃごちゃした印象になってしまう。 坂本真綾「約束はいらない」マスタリングの違いを比較してみたと同じeverywhereの問題点。劣化。
ベストアルバムだから曲数も多く、単純にコンプリミッターで音量調整だけのマスタリング作業だったのだろう。
RMSはeverywhereのほうが大きいのに、peakは少年アリスのほうが大きいということは、everywhereのほうが音を潰しているわけで、音を潰すと低域(低い周波数)の音が大きく聞こえたり汚く聞こえたりしやすくなるのだが、3000hz前後はeverywhereのほうが小さく、つまり聞きやすい調整をしていないということ。 少年アリスがベースなど中低域が小さく弱いミックスならこの処理もわかるのだけど、少年アリス自体が過不足ないバランスだから、ただそれを崩しただけの劣化版になってしまっているのがeverywhere

総評

この記事で改めてCDを買おうなんて人はいないだろうけど、光あれ目的でCDを買うなら、everywhereじゃなくて少年アリスを買うべき。
というか、everywhereに収録されている曲は、それぞれ先に収録されたアルバムを買ったほうが良い。everywhereはベストアルバムという体裁だが、収録曲がベストなだけであってマスタリング(音質)はベストにほど遠い劣化版。
といっても、オーディオ機器に金をかけた環境でもない限り違いは気にならないし、比較せずぱっと聞いた時に違和感をもつことはない小さいな差ではあるのだけどね。

感想(考察) [ 2013/08/25 00:14 ]

【人狼 jin-roh】好きにおすすめの映画「エリート・スクワッド」を見たがやばかった このエントリーをはてなブックマークに追加

「人狼 jin-roh」好きにおすすめのブラジル映画「エリート・スクワッド」というので見ようと思いながら、最寄りのゲオには置いてなくて見られなかったのがitunesに2だけあったのでついに見た。
まず、時系列が急序破急と結末を冒頭で見せて経過を本編にする構成が良かった。メメント絡新婦の理 など、この構成に名称があるのか知らないが、大好きな構成。
犯罪や腐敗に対する行動として、ダークナイトでも倫理を問う対抗策が見せ場の1つであったけど、エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPEでは、その手段がより現実的で利鈍が明確になっていて、恐ろしいと思わせずに思わせる流した演出など、とにかく現実と幻想の折り合いが凄い。といっても自分はブラジルの実情を知らないので、だからこそ違和感の基準がなくのめりこめた、というのもあるが。演技も、人種が多彩で日常の声色や表情を知らないだけに、いずれもそういうものだと難なく受け入れられ、だから実際には言うほどグロくないのに暴力がちゃんと受け入れがたく見たくないと思えるようなものになっている。
フィクションとして許容され楽しめる範囲だが、それでも娯楽としてだけ受け入れることは出来ない作品、という意味で、ミスティック・リバーリミット(Buried)以来にきいた映画だった。世間じゃ奇麗で受け入れやすいグラン・トリノのほうが評価高いし話題になるが、個人的にはミスティック・リバーこそアカデミー賞をとるべきだと思うし、全然展開せず社会風刺だけと言われて低評価のリミット(Buried)は、少ない役者と撮影機材を駆使して同じ場所を違うように見せて、違うものを同じように見せてる工夫と無駄の無い展開と娯楽性と並行する現実社会の問題提起、映画に含まれる要素を全て含んだ素晴らしい映画でもっと売れるべきだと思うのだけど…。
何がレ・ミゼラブルだよ。貧困も陵辱も避けてただ撮影が大変だろうとわかる歌をうんざりするほど連続して、映画の基本的なことを無視して映画という媒体の悪いところを見せつけて、市民が動いたことに意味があるのに自分で動かない観客が無能を棚上げて共感しましたとかほざくしょうもない2013年の最悪な映画が売れて、本作はビデオレンタル店に1本も置いてない。

不満点

音楽はいらなかった。ドキュメント風に撮影されて、しかも、それがよく出来ているので音楽が流れると途端に作り物だと思い知らされてひいてしまう。同じ理由で、残り30分からいっきにドキュメントから映画になってしまったように思う。社会の側面から、主人公の感情と事情が中心となり、いちおうの解決する。でも作られた話だからこそ映画としておいしいところがあるのも事実。冒頭では立場でも感情でも敵対関係だった2人の男が、話が進むにつれて立場と理想と人間関係において合致して同じ場所、同じ目的で行動する。それも、俺たち仲間だろ、とか言わないし思ってないし、それがただ悲惨な現実の側面の1つとして、そういう関係もあるんだよ、描かれてるのが熱い。他にも、主人子の息子が犯罪者の女をかばって「俺(父)に嘘をついてまで、あの女に惚れてるのか?」の返答を無言でニヤリとする息子がたまらん。 新聞記者のレイプはちゃんと描写してほしかった。これまでさんざん大変な状況を描写してきたのにそこは無いのかよ、と。告発の行方までやれとは言わないし思わないけど、ドッグヴィルくらいの意味や描写は欲しかった。国外配給の事情かな、とか見ていて思った。
言葉での説明が多すぎる。ナレーションやキャラの話とか。でもそこはドキュメントっぽい演出で違和感を薄めているし、無駄な情報は無いので、言うほどの不満ではないかも。

何回も見たくはないが1度見たら語りぐさ

個人、家族、社会、組織、善悪などなど、あらゆる要素があって必須のものとして構成され、また視覚的にも予算と手間をかけた大作映画になっていて、すげえもん見せられた。人狼スレで知らなければ一生見る機会がなかったかもしれない。運が良かった。この映画を参考に犬狼伝説をアニメ化してほしい。

感想(考察) [ 2013/06/26 14:02 ]

ハードボイルドの条件は酒と煙草をやらないこと このエントリーをはてなブックマークに追加

旧来のハードボイルドは酒と煙草を礼賛してきた。
そもそもハードボイルドとは感傷を許さない。もっと言えば、観客の同情すら許さずつきはなした姿勢なのだ。しかし、商売として観客に好かれるため、確信の無い男のために酒と煙草があり、そして、それはまんまと受けた。そもそもが本末転倒なのだ。
わざわざ健康を崩してまでやる俺かっけえ、という時代もあったろう。いかにも古い池沼だが、そんなものよりも難しい、健康を維持し、娯楽を捨て、宗教のような同情も許さず、人生をかけている、という姿勢(キャラクタ)こそがハードボイルドであり、いい加減、視覚効果の記号に甘んじたものをハードボイルドと評価するのをやめないか?
ハードボイルドを見たいと思っても、格好をつけてるだけの半熟ばかりで、全く完熟が見つからないので、書いた。
前述の通り、そこまでやってしまうと、売れないから作れないのだろうけどね。

感想(考察) [ 2013/06/23 18:47 ]