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ジョジョ史上最高の最終決戦ッ!?【スティール・ボール・ラン 17巻】紙と筆、線だけで魅せる荒木飛呂彦の真髄 このエントリーをはてなブックマークに追加

スティール・ボール・ラン SBR 17巻 荒木飛呂彦 01STEEL BALL RUN vol.17読みました。これはやべえ。通勤電車のためいつも複数の小説や漫画を持ち歩くのですが、出勤1回、退勤1回と1往復で2回も読んでしまった。
本誌を読んでる弟がしきりに「DIO vs 大統領がヤバス」と言っていて、僕は本誌未読の単行本派だったので楽しみにしてました。
結論から言おう!! ジョジョ史上最高の最終決戦…かも知れない。
月刊に移ってから絵の凝りようが明らかに上がって久しく、なおかつジョジョにありがちなイミフなコマが全くなかった。全編、全コマがカッコイイと信者丸出しで断言します。
被ってるとかそういう意味ではなく、謎に挑む主人公として5部のレクイエムに匹敵する盛り上がり。頭上を取られた見開き2頁は電車内で思わず声をあげてしまいました。

それにしてもSBRではトーンなどを使わない線だけの絵が実に力強く、それが6部までと一線を画すような気がします。
荒木飛呂彦と言えば、構図に対する彩色も素晴らしく、白黒でもトーンやベタなどの多様でメリハリある絵を描きますが、今作は漫画、絵としての基本となる線、紙とペンがあれば何でも出来るんだぜ漫画家は!!と言わんばかりの気概を感じました。
スティール・ボール・ラン SBR 17巻 荒木飛呂彦 02←特に面白いと思ったコマ。
ジョニィとジャイロの会話、奥のジョニィは如何にも荒木絵で線以外にもトーンやベタを駆使しています。
対して手前に見えるジャイロは御覧の通り線だけです。しかもこれは筆?
他にも、11人の男たち戦でも、主役二人の窮地は陰影を含めて線だけで描かれたコマでした。今作は輪郭線以外にも陰影すら線だけで描かれた白黒絵、コマが多く、それがいちいち格好いい。凄く印象的です。
今作、今巻で、僕を含めて世間で騒がれてるネタ的個性に限らず、漫画家としての基本であり根本である紙とペンさえあれば描ける線、漫画家・荒木飛呂彦を見せつけられた気がしました。

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関連リンク
スティール・ボール・ラン
スティール・ボール・ラン - Wikipedia
荒木飛呂彦 - Wikipedia
荒木飛呂彦 - アンサイクロペディア

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Tags : ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦 スティール・ボール・ラン SBR

未分類 [ 2009/03/07 02:34 ]