またどこかで会おう。え？終わり？

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絵も雰囲気も好きな作者ですが、どうにも互いに思うところが足りないままよくわからん4角関係だった、というのが正直なところ。

■フラワーコミックス=4角関係

ここ最近読んだフラワーコミックスがどれも4角関係なのはどうしてだろう。

• 僕等がいた
• 恋したがりのブルー
• だって愛してる

僕等がいたは未完で砂時計のように恋愛が中心にありつつ、それ以外のきつい事も扱った素晴らしい作品。
恋したがりのブルーは最終巻だけまだ読んでいないけど、こちらは藤原よしこ御得意の当人はガチだけど幼い恋愛。恋愛至上主義で過去ありで報われない女の子が1人いて、ええ僕の大好物です(属性的な意味で)。
だって愛してる思春期の一喜一憂する恋愛にこの題名はつけて欲しくなかった。先述の通りむんこの著書だって愛してるが人生における愛情を4コマながらつらつらと描かれてる素晴らしい作品で、まさに題名通りなのに対し、彬聖子のだって愛してるはそこまで踏み込んでいない、いい気になって終わる子供の恋愛なのにだって愛してるなんて言っちゃだめだろ。

個人的には3角関係のほうが報われない娘が強調されて好きなのですが、男女ともに等しく描くには4角のほうがやっぱし自然ですね。
同じくフラワーコミックスの坂道のアポロンは4角関係と思わせて5角関係に進行してますがw

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◆彬聖子 - Wikipedia
◆まんが家Webトーク 彬聖子

話はそれほどの展開もなく、相変わらずヒロインが事ある事に一喜一憂、彼はそれを見てはニヤニヤですが、今回は彼の伏線も多少ありました。
男の僕からすると感情的で強がって弱くて結局は男に甘える女性ってのはキャラ的には可愛らしいし綺麗なのでニヤニヤしながら読んでますが、女性的にこういうヒロインってどうなんだろう。苛つかないのかなw
何にも出来ない女性が何でも出来る男性に好かれる、って点では女性の幻想だしこんなもんなのかな？
プライベート・プリンスに較べると、今作も含めてヒロインが男性に迫る、あるいは突っぱねる理由が弱くてそこが物足りないのだけど、基本的には男にとっても女にとってもニヤニヤ作品だから別に良いのかな。
美男美女が格好つけたりあたふたしたりエロかったり、何にも考えずそれを楽しむべきかw

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慷概だけだと、例えば涼宮ハルヒの憂鬱みたいな、我が儘なのに何があっても嫌われず離れず寄って来てくれる、結局は男も女も求めるものは同じなんだな、と思いました。

同系統で別の好きな作品に吉原由起『蝶よ花よ』がありますが、対してこちらは男女の受け攻めがはっきりしており、健気受のヒロインに対する俺様攻を堪能する少女漫画なんですが、綺麗な御約束にちょっとしたスパイスがあり、男性読者でも俺様攻を笑いつつ健気受のヒロインにキュンとしちゃうんじゃないでしょうか。

女性作家が女性無向けに描いた作品なので、女性の(同性も含む)見栄や意地なども自然に描かれ、つまりそれがテンプレのスパイスとなってます。
『蝶よ花よ』程のエロさはありませんが、プライベート・プリンスであっさり致した男女を描いた円城寺マキです、只では終わりません。

1巻の盛り上がりとしてキスがあるわけですが、これがもう…ね。

「少しずつでいいから、俺のこと受け入れていけよ」
「…受け入れてる…受け入れてるじゃない…」

キャー q(≧◇≦*)(*≧◇≦)p キャー
巻き込まれ型のヒロインが彼に反発しつつ、彼の側に居る彼女、この何とも言えない意地らしさがたまりません。
こんな風にキスを受け入れられたら、もう離れられんのは男のほうだろ。
ヒロインが20代前半で処女と言うのも、今後どう扱うのか楽しみです(個人的には非処女のヒロインが好き)。

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◆小学館 コミック -@PetitComic- 円城寺マキ
◆円城寺マキ - Wikipedia