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[18禁]失禁・放尿・おしっこは無いけど堪らない、ぢたま某『気分2(きぶんきぶん)』 このエントリーをはてなブックマークに追加

気分2 きぶんきぶん (MUJIN COMICS) (コミック) [アダルト] ぢたま某気分2 きぶんきぶん(2) (MUJIN COMICS) (コミック) [アダルト] ぢたま某先日BOOKOFF(ブックオフ) 渋谷センター街店に行って入手した気分2(きぶんきぶん)がとても良かった。
付き合い始めて半年の高校生カップルが主人公のの短編(全2巻)。2巻の半分は別の短編だから約1冊半の話です。
ぢたま某と云えば聖なる行水や最新作Kiss×sis(キスシス)で知られる通り、愛らしいデフォルメ絵と失禁・放尿が魅力ですが、本作は珍しくおしっこの描写はありません。
しかし、それでもなお良い本作です。

Tags : 失禁 放尿 おしっこ ぢたま某

感想(考察) [ 2008/09/07 16:59 ]

人間国宝の講談『2008貞水夏舞台 一龍斎貞水の立体怪談』を観てきた このエントリーをはてなブックマークに追加

一龍斎貞水_2008_立体怪談文京シビックホールにて公演された、人間国宝である一龍斎貞水立体怪談を観に行ってきました。13時30分に開場、14時に開演と云う予定だったのですが、先月開店した『BOOKOFF(ブックオフ) 渋谷センター街店』に寄ってたら14時に到着という愚行。間に合って良かった。
文京シビックホール立体怪談を公演するようになって6年だそうで、僕が観に行くのはもう3年目です。
ギリギリに到着したものの、到着後には多少余裕があり、演目中に水を差すこともなくほっとしました。
演目に関して記す前に1つ。僕にとって少し残念だったのが、371席が老若男女で埋め尽くされる中、和服での観覧が僕を含めて6人しか居なかったw
ちなみに、僕はあめんぼうにて購入した伊勢木綿無地の黒い長着と美夜古企画で購入した武者袴地下足袋スポーツジョグでした。
さて、演目ですが、出演者は以下。
前座
一龍斎貞橘(講談師)
ゲスト
柳家喬太郎(落語家)
出演
一龍斎貞水(講談師・人間国宝)
一龍斎貞橘若手らしくググったけどプロフィールなど解りませんでした。
僕は、こういう伝統芸能には疎く、観覧するのも笑点とか、たまにNHKの深夜に放映されているのとか、せいぜいがそんなもんです(基本的にTVを観ない生活習慣もあって)。
雨月物語東海道四谷怪談などは知っていますし、江戸怪談集江戸の悪霊祓い師などを購入し楽しんで読んでいます。
しかし、古典がどうのこうのと能く解りませんし、知識にしろ感覚にしろ面白さが解らない、詰まらないのではなくて解らない藝も多くあり、どうしても日常的な娯楽としては距離があります。
そういう、僕自身が偏見を抱いていると云う前提のもと、それでも観たいと思うのが立体怪談であり、そして、今回は疎い僕だからこそ見出せた楽しみもありました。それが、柳家喬太郎の落語。
その筋では有名な落語家なのかも知れませんが、僕は全くの未知でした。
落語を披露する前の雑談(前振り?)からして面白く、北海道倶知安(くっちゃん)へ行った話や、トドカレーや同門柳家花緑をネタにえらく笑わせられた。そして切れる縁に続く縁として藝である新作落語を披露。
古典ではなく商店街と元夫婦の噺で題名不明(Wikipediaのリストを見ても題名から類推出来なかった)。
言葉遣いも、自らを「キョンちゃん」と呼んでください、とか名詞をあえて英単語で言って滑稽に見せたり、伝統芸能ゆえの賛否両論がありそうな藝ではあるが、年齢を感じさせない柔軟な藝で僕みたいに不断からして落語などに馴染んでいない者からは大変に面白く笑わされた。
この記事を書くにあたりググってみたところ、youtubeにネタが上がっていた。
柳家喬太郎 「ほんとのこというと」 1/3

柳家喬太郎 「ほんとのこというと」 2/3
柳家喬太郎 「ほんとのこというと」 3/3
これも面白い。
語弊があるけれど、今回の立体怪談での最大の収穫は柳家喬太郎を知ったことだろう。
今度、柳家喬太郎個人の落語を観に行こうかな、と思うほどに大変楽しませて貰った。
ところで、Wikipediaには妖怪変化 京極堂トリビュートに執筆とあった。な、なんだってー!!
済みません、西尾維新以外は流していましたorz
件の本(蔵書)を確認したところ粗忽の死神と題名を執筆していました。本当だ。これ後で読もう。

そして、締めは一龍斎貞水立体怪談
お岩誕生でした。歌舞伎との違いや、扇子を一打すれば年月を越せる、など多少の蘊蓄や雑談を交えた、怖いというよりは、歌舞伎や講談の幅や關聯と言った藝を楽しむ感じでした。
立体怪談は照明をおとして披露するので仕方ないのかも知れませんが、今回も白い和服でした。
演目終了後、藝人が出口にて挨拶するのですが、もう観覧しだして3年目になるのに未だに写真を御願い出来ないヘタレですw

きっと恐らく、来年も観に行くでしょう。誰も付き合ってくれないから1人でも。

関連記事
先月開店した『BOOKOFF(ブックオフ) 渋谷センター街店』にやっとこ行ってきた

関連リンク
講談師・人間国宝 一龍斎貞水 【公式サイト】
Wikipedia 荒木又右衛門
Wikipedia 柳家喬太郎
Wikipedia トドカレー

妖怪変化 京極堂トリビュート (単行本)
感想(考察) [ 2008/09/07 05:17 ]

[18禁]『エロ漫画』における『つま先』の魅力 このエントリーをはてなブックマークに追加

連結方式 (MUJIN COMICS) (コミック) [アダルト] 狩野ハスミDX (コミック) [アダルト] 狩野ハスミ近々世徒ゆうきの新作ストレッタが発売されるのもあって旧作の再読。ついでに再読した狩野ハスミがまた面白くエロかった。
狩野ハスミの魅力と言えば、細かい線と少ない線で描かれる肉感とデフォルメが共存した女性、と卑屈な男主人公w
そしてえらくしっかりと描かれるグロ絵(個人的には苦手なので飛ばし読むw)。
それと、エロ漫画らしい柔軟に富む体位。実際に女性のは柔軟で、まんぐり返しなんて魅惑の格好も容易です。

Tags : 狩野ハスミ 上乃龍也 関谷あさみ 葉雨たにし 御免なさい ポン貴花田 結城焔 木谷椎 雨部ヨシキ 八的暁

感想(考察) [ 2008/08/31 06:05 ]

ぺったんこな胸の、とても厚い胸の内。野村美月,竹岡美穂『“文学少女” と神に臨む作家 下』 このエントリーをはてなブックマークに追加

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫) 野村美月 竹岡美穂「このライトノベルがすごい!」歴代リスト曰く2007年度3位作品。
しかも唯一の非アニメ化、そして非フィギュア化であるにも関わらずTOP3入り。
そんな素晴らしい作品の完結巻です。

「ご覧のとおりの“文学少女”よ」

今迄、想像し語ってきた文学少女・天野遠子
事件=物語として、あくまで1読者として想像し語ってきた文学少女が、唯一物語の中心、主人公の天野遠子が描かれる作品。
完結巻だけあって、唯一上下2冊での物語。題材となる文学作品と、それをなぞりながら語られるモノローグ。結果は予想出来ても、経過が想像出来ない、実に文学少女らしい完結巻だったと思います。
正直、“文学少女”と月花を孕く水妖(ウンディーネ)から僕が予想した結果とは異なった完結でした。
小説という媒体で小説を主題にすると、男が男を賞賛したり、音楽って素晴らしいと歌ってみたり、自画自賛の、ある種の白々しさが表れてしまうものだけれど、この作品は登場人物の魅力と、解りようがなくて、あくまで想像するしかなくて上っ面なのだ、と一線を引いているので、作品にのめり込める。
それにしても、琴吹かわいいよ琴吹ツンデレというテンプレを踏襲しつつ、女性作家が描く人物らしく、幻想だけに終わらない本音や葛藤が描かれていて、エロゲやラノベで迎合されるキャラとは微妙に異なる愛らしさが溢れている。それにしても甘甘な気はするけれどw
竹田千愛の愛は文字通り痛すぎるw
そして、文学少女,遠子先輩こと天野遠子
探偵役ながら見事に人格があって、てか謎解きよりも天野遠子の言動が気になる、そんな、とても良いヒロインでした。
善意だとかなんだとかの象徴、みたいな落ちかと思ったら、何故妖怪ではなく文学少女なのか、そして天野遠子の薄いぺたんこの胸に秘められた、とても厚い胸の内とは。
「ねぇ、心葉くん……いつか小説を書いてね。心葉くんの書く物語を、わたしに読ませてね」
1巻で言われる、あの言葉が、文学少女の、天野遠子のすべて。
そして、それに対する井上心葉は。
↓ネタバレ反転
もう、泣かない。
ぼくはこれから、道化のように、哀しみを隠して笑おう。
ときに幽霊にように渇望し、ときに愚者として決断し、墜ちた天使のように穢れにまみれても、月と花を胸に抱いて、聖地へ向かう巡礼者のように歩き続けよう。
そうして、神に臨む作家になろう。
今迄に心葉と遠子が歩んできた道をすべて踏まえた、その言葉。
そして、エピローグ・文学少女、最後の2頁が、もう。

本筋である文章とともに、表紙と挿絵で物語を支える竹岡美穂の仕事も素晴らしい。
この竹岡美穂でなければ、あるいは文学少女がここまでの人気は得られなかっただろう。
客寄せパンダではなくて、きちんと小説,文学に対する表現として、とても素晴らしい仕事をしたと思う。
是非、文学少女の画集を発売して欲しい。
それと、1巻の表紙を是非フィギュア化して欲しい。
とにもかくにも、とても良かったラノベ、いや小説、いや文学でありました。

最後にひとつだけ――レモンパイはずるいw

↓布教用 自作MAD


関連リンク
ファミ通文庫◆FB Online◆
"文学少女"シリーズ - Wikipedia
野村美月 - Wikipedia
竹岡美穂 公式サイト nezicaplant
「このライトノベルがすごい!」歴代リスト

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) (文庫) 野村美月 竹岡美穂”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫 の 2-6-4) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫 の 2-6-5) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫 の 2-6-6) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫 の 2-6-7) (文庫) 野村美月 竹岡美穂“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫) 野村美月 竹岡美穂

感想(考察) [ 2008/08/30 16:17 ]

豊かな胸より腹の肉な恋愛、シギサワカヤ『溺れるようにできている』 このエントリーをはてなブックマークに追加

溺れるようにできている。 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (コミック) シギサワカヤ九月病で知られるシギサワカヤの新刊、溺れるようにできているを購入しました。
主人公の奥手な女性海老沢佳織が以前より好きだった幼馴染に告白し晴れて彼女の身に。しかし、憧れているだけだった相手に対して、笑うだけでなく、怒ったり悲しんだり、そんな当たり前なことがあるのを思い知らされ、恋愛自体に疑問を持ちつつ、彼を求めてしまう葛藤やらドタバタが描かれています。
僕は九月病の印象が強かったので、今回も表紙を見る限り暗めかな、と思っていましたが核心をおどけて見せたり、あるいは恋しいという当たり前の感情に疑問を持ったり、絶妙なバランスでなりたっていて、とても楽しめた。
彼のスーツ姿を見て、初めて彼を好きなんだな、と自覚した。とか馬鹿にしているとしか思えないw
そして、彼は彼で、佳織との逢瀬、手を伸ばし触り揉むのは愛らしい胸ではなくて腹の肉w
フェチがテーマでもないんですけど、この前提となっている恋愛感情を問い、疎遠されるはずのフェチ(執着)をあっさりと、苦しそうに、楽しそうに描かれているのが凄い。
ギャグパートに核心と毒があったり、シリアスパートは流して大丈夫だったり、とても不思議な進行、描写、展開。
ヒロインの佳織が眼鏡っ娘というのも素晴らしいw
ちなみに、別著の九月病にも金が大好きと言い切る凸ツンデレ世話女房海老沢碧というキャラクタがいます。

溺れるようにできている。 / シギサワカヤ - Dis Communication - 符号無し

↑曰く、他作品にも出演している海老沢姓は姉妹で、本筋は無関係ながら世界観を共有しているみたいです。
ってか海老沢姉妹はみんな癖が強くて扱い難い愛らしい女性ばかりだなw
病んでいるわけでもなく、酔っているわけでもなく、不思議な感情恋愛
疑問を持っても、覚悟を決めても、溺れるようにできている。

男女不問、是非1読を。

関連記事
身体で繋がる鈍感で未熟な二人、二宮ひかる『ナイーヴ』完全版がついに発売

関連リンク
地底温泉 - シギサワカヤBlog
溺れるようにできている。 / シギサワカヤ - Dis Communication - 符号無し

 九月病 上 (1) (ジェッツコミックス) (コミック) シギサワカヤ 九月病 下 (2) (ジェッツコミックス) (コミック) シギサワカヤ
感想(考察) [ 2008/08/28 19:32 ]