またどこかで会おう。え？終わり？

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男に依存して突っぱねて嘆いてる若くてそこそこ綺麗な女、そんな女に共感するのだろうか女性読者は。
と思いつつ、何のかんのと皆好き勝手にやってるのにそこそこ噛み合って、たまに嘘ついたり怒ったり、本来引いちゃうとこを引かれない程度に、でもやっぱり勝手でおかしい具合が絶妙だった。
キャラが明るいのに暗い話だったり、暗い要素なのになんかはっちゃけてたり、このちぐはぐさが魅力なのだろうか。
たとえヒロイン(梅宮志乃)であろうと粘着質なのは男も女も変わらずにキモいw
そして、そこを自覚しつつもやってしまう志乃がどことなく馬鹿らしく愛らしさを孕んでいるのだから不思議だ。
話が進むにつれて彼女なりの身勝手さも表れ、また真面目さも見えるが、ともかく依存し突っぱね流される彼女にはヒロインながら腹が立ち不愉快でなんとなく惚れてしまう(え

それにしても劇団長が泣かせるw
2度フラれた今がチャンスと告白したのに振られて、川谷の軽さを踏まえてでも相手してたのに、所詮は※ただしイケメンに限ると言うことかw
その後にも恋愛とは別に関係が継続しているところが、ヒロインを含めた軽さや浅ましさ、それから現実をよく表してるな、と思った。

あかりは思った程に展開がなかったのが意外。そこまで突っ込まないのが彼女のキャラらしく、またある程度の年齢に達した女性向け作品らしいのだろうけど、京志郎に対するずれた執着と、志乃に対する嫉妬と、あのヤンデレっぷりが好きだったので。

花ゆめみたいに寓話的でないのに、店長が親しい人間の窮地に対しレジの金(売り上げ)を渡して店員には、

「レジ誤差？0(ゼロ)だ。」

って駄目だろ!!www
そして、それにときめいてるヒロインも駄目だろwww

不思議なのは、イチャイチャ展開の時にそんなに明るく幸せな印象がなく、うまくいかずヤイノヤイノしてるほうがキャラが生きている気がした。
反して志乃の友人の旦那がいつも蕎麦屋の格好なのは狙ってるのだろうけど不自然で不覚にも笑ってしまう。ってか初登場での喧嘩仲直りは素敵だ。男と女って。

全体的に「恋愛とは気持ち悪い」みたいな、恋愛至上主義のキャラなのに実際の恋愛は必死なのに夢中になれない、そんな突き放しつつ離れない、娯楽作品としては酔えない、けど読んでしまうジョージ朝倉作品でした。

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関連リンク
◆ジョージ朝倉公式（一応）サイト JAZZE7
◆フィール・ヤング | FEEL YOUNG
◆ピース オブ ケイク - Wikipedia

1巻の突っ走った感じを思うと、3巻はあまりに落ち着いた展開で、意外と言うか残念。
それぞれによくわからない独自のツボを持つキャラが居て、その勢いとたまに共感できるキュンが良かったのだけど、3巻で途端にまとめた、と言う印象。
くっつくくっつかないは兎も角、誠実の本意や変態っぷり、巨乳アイドルの恋愛願望、モネに対し真摯だった編集の葛藤、どれもちょろっと見せて結局は本筋とは無関係で、しかも今迄モネが見せていた気風や天然が崩れて恋愛一直線なのは、1巻と2巻のあれは何だったの!?と。
基本的にキャラ乗りが良かった作品だけに、恋愛だけでチャンチャン、なのが肩すかしだった。
恋愛ネタを求めて購入したのだから間違ってないし作品も面白いのだけど、1口目の味が強かったからこそ心残り。
いやまあモネは凄く愛らしくてそりゃ惚れるけど潤に萌えざるをえないね。

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◆「…受け入れてる…受け入れてるじゃない…」男を拒んで求める女の見栄と意地。【はぴまり Happy Marriage!?】円城寺マキ

関連リンク
◆青木光恵公式ホームページ　みつえ天国
◆祥伝社の出版物
◆オトコでも読める少女マンガ: 青木光恵「モテかわ★ハピネス」

1. FC 水戸黄門 1面
2. FC 水戸黄門 2面
3. FC 水戸黄門 3面
4. FC 水戸黄門 4面
5. FC 水戸黄門 5面

大正時代に下り、新撰組の生き残りが語る、進行ではなくあくまで完結した過去の話として描かれてるのに面食らった。
しかも僕が知ってる生き残りは斉藤一と永倉新八だけなので、そうでない元平隊士が語る、と言う点でもちょっと弱いかな、とも思った。

しかし、僕は未読とは言え映画やドラマなど複数に派生するほどの作品、いざ読んでみたら素晴らしいの何の。
僕は主人公の吉村貫一郎を知りませんが、作品の題材として描かれる面々とは異なる人物故に、読者とある程度共有した視点で彼らが見え、それが実に人間臭く、それぞれに魅力と粗がある。
吉村貫一郎自身も実在の人物ながら謎が多く、そのほとんどが類推による味付けらしい。1巻では彼が恐らく死ぬであろう場面から始まり、まだそのキャラが�めなかったが、2巻で彼が周囲に馬鹿にされながら守銭奴として生きる覚悟、それに僕は不覚にも打たれた。
新撰組の面面に「ありがとうございます。ありがとうございます」とひたすら頭を下げて礼する場面はながやす巧万歳。彼が、彼ら新撰組としての指向と、その中に居る組員(隊士)が抱える欲求、その対比と合致が、彼の所作(ながやす巧の作画)で現れてる。
金のために、そしてその金は誰のために。

妙なところで終わったと思ったら、掲載されていた雑誌が廃刊になり、そのための1部完結らしいです。
劇画って今日日そんなに売れないよねw
最近だと、ヴィンランドサガ,ベルセルク,Steel Ball Runなどは肝心な場面では線で陰影をつける劇画的な絵(演出)で作品が盛り上がってますが、本作も斉藤一が抜刀するコマなんて鬼気迫る素晴らしい描写。こういう力がある作家(作品)はもう少し売れても良いと思うのですが(最近ヴィンランドサガが累計で100万前後しか売れてないと知ってSHOCK!!)。
僕が歳をとってきたからか、誇張絵(萌え絵)も1つの魅力だけど、劇画もしびれますね。
もともと悲哀だとかハードボイルドだとか好きなので、この作品は是非漫画として完結させて欲しい。
シグルイのヒットや、JESUSがまさかの続編など、劇画もまだまだいけますね。

関連リンク
◆浅田次郎 - Wikipedia
◆ながやす巧 - Wikipedia
◆壬生義士伝 - Wikipedia